ロサンゼルス・エンジェルスの菊池雄星は現地時間5月8日(日本時間9日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に先発した。今季8度目の登板では6回91球、被安打5、奪三振6、失点1と好投、チームは5対4で9回サヨナラ勝ちを収め、菊池に勝敗はつかなかった。
【動画】菊池雄星が6回1失点の好投も、またも初白星ならず… 上々の内容でチームの逆転勝ちに繋げた菊池だったが、またも白星に届かなかった。エースとしての大きな期待が懸けられながらも、移籍後の初勝利が遠い日本人左腕の現状は、米国内でも話題となり続けている中で、古巣メディアも関心を寄せている。
ヒューストン・アストロズの専門サイト『Climbing Tal's Hill』が現地5月8日に菊池のトピックを配信。同メディアは、昨季後半のアストロズ移籍後、好成績を残した菊池のパフォーマンスを振り返りながら、「今季ここまでのキクチは『壊滅的』というほどではないが、ヒューストン時代に見せたような支配的な投球はできていない」と指摘している。
さらに、アストロズでスライダー中心の組み立てに変えたと説くとともに、今季のピッチングに言及。「彼は依然としてスライダー中心の投球を続けており、その使用率は38%で、フォーシームと同等。一方でカーブは依然として9%と、ごくわずかしか投げていない」と綴っている。
昨季と同様のパターンであると主張しながらも、同メディアは、「ただ、どうやら『今のキクチの攻略法』はすでに広まってしまったようだ」と断じており、さらに、「打者を幻惑する力が落ちてきており、K/9(9イニングあたりの奪三振数)は8.29に低下。これは2019年のMLBデビュー年以降で最も低い数字である。奪三振が減る一方で、与四球は増加し、BB/9は4.25と、これもキャリアワーストに近い水準にある」と分析する。
その他のスタッツでも空振り率の低下なども挙げ、「打者たちは彼の投球パターンを読み切っている」と見通しており、「アストロズの指導がなければ、彼は対策された後の修正ができず、キャリアを通じて悩まされてきた制球難が再び顔を出してしまっている」などと見解を示している。
トピックでは、「キクチを生かせるのはアストロズだけ、という現実が数字に表れている」などと指摘されるなど、同メディアは地元球団の指導力に胸を張る。シーズン開幕から白星を得られずにいるベテランサウスポーは、さまざまな雑音に屈することなく、新天地でのパフォーマンスを上向かせられるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】韓国人ルーキーが大谷翔平の"好意的な振る舞い"に感謝!「相乗効果」を生み出す日韓コンビが現地中継でも話題
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ヒューストン・アストロズの専門サイト『Climbing Tal's Hill』が現地5月8日に菊池のトピックを配信。同メディアは、昨季後半のアストロズ移籍後、好成績を残した菊池のパフォーマンスを振り返りながら、「今季ここまでのキクチは『壊滅的』というほどではないが、ヒューストン時代に見せたような支配的な投球はできていない」と指摘している。
さらに、アストロズでスライダー中心の組み立てに変えたと説くとともに、今季のピッチングに言及。「彼は依然としてスライダー中心の投球を続けており、その使用率は38%で、フォーシームと同等。一方でカーブは依然として9%と、ごくわずかしか投げていない」と綴っている。
昨季と同様のパターンであると主張しながらも、同メディアは、「ただ、どうやら『今のキクチの攻略法』はすでに広まってしまったようだ」と断じており、さらに、「打者を幻惑する力が落ちてきており、K/9(9イニングあたりの奪三振数)は8.29に低下。これは2019年のMLBデビュー年以降で最も低い数字である。奪三振が減る一方で、与四球は増加し、BB/9は4.25と、これもキャリアワーストに近い水準にある」と分析する。
その他のスタッツでも空振り率の低下なども挙げ、「打者たちは彼の投球パターンを読み切っている」と見通しており、「アストロズの指導がなければ、彼は対策された後の修正ができず、キャリアを通じて悩まされてきた制球難が再び顔を出してしまっている」などと見解を示している。
トピックでは、「キクチを生かせるのはアストロズだけ、という現実が数字に表れている」などと指摘されるなど、同メディアは地元球団の指導力に胸を張る。シーズン開幕から白星を得られずにいるベテランサウスポーは、さまざまな雑音に屈することなく、新天地でのパフォーマンスを上向かせられるだろうか。
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