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MLB

「計り知れない存在感だ」敵将も脱帽した大谷翔平の決勝12号3ラン 痛恨の一発浴びた相手に「スマートで力強い」

THE DIGEST編集部

2025.05.10

決勝の12号3ランを放った大谷。敵将からも賛辞を受けた。(C) Getty Images

決勝の12号3ランを放った大谷。敵将からも賛辞を受けた。(C) Getty Images

 千両役者が大暴れだ。

 現地5月9日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、敵地アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に1番・指名打者で先発出場し、9回に2試合連続の12号勝ち越し3ランを放つなど、6打数3安打4打点と大活躍。チームを劇的勝利に導いた。直近7戦5発の量産態勢に突入、本塁打王争いでもメジャートップタイに浮上している。

 敵地が大きくどよめいたのは、同点の9回1死一、二塁という場面だ。ここで大谷は、ダイヤモンドバックスの6番手右腕ライアン・トンプソンと対峙すると、カウント1-2から内角に投じられたスプリットを強振。これが打球速度113マイル(約181.9キロ)、飛距離426フィート(約130メートル)を計測する右翼席への決勝アーチとなった。

 試合後、ダイヤモンドバックスのトーリ・ロブロ監督は、報道陣の取材に対応。MLB公式サイトが会見動画を公開しており、その中で指揮官は、「オオタニにスプリットを投げるべきではなかった。トンプソンにとってそれは、3番目の球種だ。我々はもっと良くならなければならない。この経験から学ばなければならない」と話している。

 さらに会見内では、「集中力があり、スマートで力強い」と大谷の存在を称えたロブロ監督。「勝つために彼をうまくコントロールしなければならない。それができなければ、どうなるのかはわかるだろう。彼はフィールド上で計り知れない存在感を放っている。今夜のように一振りで試合を変えてしまう力がある」と日本人スターを分析していた。

 一気に調子を上げている大谷。今後も彼の活躍から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部
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