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“最大の失望”のひとりにマンシーが選出されるも…「シーズンに進むにつれて好転する」と地元記者は期待「球団は信じている」

THE DIGEST編集部

2025.05.11

開幕から調子が上がらないマンシー。(C)Getty Images

開幕から調子が上がらないマンシー。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのマックス・マンシーに当たりが出てきた。直近4試合で5安打、2打点。打率も5試合前の.176から.197に上昇させている。

 それでも、38試合に出場して本塁打はわずか1本で、打点9という成績は明らかに物足りない。メジャーキャリア9年のうち、35本塁打以上が4シーズン、打点90以上が3シーズンと打棒を爆発させてきたかつての姿と比較すれば、完全な期待外れと言えるだろう。米メディア『The Athletic』のジム・ボウデン記者も、「最大の失望」のひとりにマンシーの名前を挙げた。

「球界で最も残念なことは、優秀な選手が突然年齢に追いつき、急速に衰え始めることだ。実績のある何人かのスター選手は不調なスタートを切り、懸念材料になりつつある。34歳の2選手、テキサス・レンジャーズのマーカス・セミエンと、ドジャースのマンシーは残念ながら、不本意な理由で話題となっている」

 マンシーの今シーズンの成績を「キャリア最悪のスタート」と記したボウデン記者は、「野球の世界は残酷だ。単なるスランプと考えることもできるが、年齢を考慮すると大きな懸念を抱かざるをえない」と左強打者の存在価値に疑問を投げかけている。

 一方、ボウデン記者の主張に反論したのが、米誌『Sports Illustrated』のヴァレンティーナ・マルティネス記者だ。ボウデン記者の記事を引用したマルティネス記者は、「マンシーは低調な成績で、依然として期待に応えられていない」としながらも、「数字は決して理想的とはいえばいが、球団はマンシーを信じている。セントルイス・カーディナルスの三塁手ノーラン・アレナドがドジャースへのトレード移籍を希望したが、球団はマンシーを選んだ」とドジャースとマンシーの絆を強調した。

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「マンシーも“球団は私を信頼してくれた。残念ながら今年はまだ期待に応えられていないが、それでも自分はできると確信しているし、必ず本来の水準に戻ることができると思っている。リラックスしてプレーできれば、シーズン終了後には最初の1か月の数字がどんなものだったか、忘れているかもしれない”と語ってる」

 マルティネス記者は、そんなマンシーに対して「シーズンが進むにつれて好転すると期待したい」とフォロー。スタメンを外されるケースも出てきているマンシーは、はたして周囲の期待に応えられるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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