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“サイ・ヤング賞模擬投票”NLトップの山本由伸、「ほぼ打たれない」「被打率.086」とMLB公式が指摘「成功の要因はSFFにある」

THE DIGEST編集部

2025.05.14

今季4勝の山本がナ・リーグのCY賞模擬投票でトップに立った。(C) Getty Images

 現地5月12日(日本時間13日)、MLBの公式サイト『MLB.com』が「2025第1回サイ・アワード投票で、アメリカン・リーグで連続受賞、ナショナル・リーグで圧倒的な優勝候補が判明」と題した記事を掲載。今シーズンの初回となるサイ・ヤング賞模擬投票の結果を発表した。

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 この模擬投票では、複数名の有識者が各リーグの投手をトップ5までランク付けするもので1位の選手には5ポイント、2位には4ポイント…といった流れで加算されていく。同メディアによれば、1位票を22票獲得するなどナ・リーグでもっとも多くの票数を集めたのが、今季ここまで4勝を挙げて防御率は1.80を記録する山本由伸だという。

「2024年のルーキーシーズンはやや不安定で怪我に悩まされたが、ヨシノブは2025年シーズンに入ってからは、流れを変えるエースという期待に応えている。防御率1.80はナショナルリーグトップで、WHIP(0.98)と被打率(.188)でもトップ5入りしている」

 さらに、ここまでの成功の要因についても「ほぼ打たれないスプリットフィンガーファストボール(SFF)にある」と言及。「このボールの空振り率は約45%で、被打率.086と打者を苦しめている」とデータを用いて分析した。

 山本の好調ぶりを「4月4日から5月2日までの5試合に先発し、自責点は合計1だった」と紹介するなど、ロサンゼルス・ドジャースをけん引する右腕を大いに称えている。

 なお、ほかにも日本人投手では1位票こそないものの、13日(日本時間14日)の試合で防御率トップに立った千賀滉大も得票者の一人として紹介されている。

 各リーグのサイ・ヤング賞模擬投票の結果は以下の通り。

【ア・リーグ】
1位:タリック・スクーバル(タイガース)
2位:マックス・フリード(ヤンキース)
3位:ギャレット・クローシェイ(レッドソックス)
4位:ハンター・ブラウン(アストロズ)
5位:ネイサン・イオバルディ(レンジャーズ)

【ナ・リーグ】
1位:山本由伸(ドジャース)
2位:ポール・スキーンズ(パイレーツ)
3位:ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)
4位:ハンター・グリーン(レッズ)
4位:ザック・ウィーラー(フィリーズ)

構成●THE DIGEST編集部
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