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「大谷翔平も実質的な“負傷投手”」ドジャース投手陣、計15人の故障離脱に地元メディア失意「深刻な問題があるのは明らか」先発ローテの顔ぶれは様変わり

THE DIGEST編集部

2025.05.15

投手復帰に向けて調整を続けている大谷。(C)Getty Images

投手復帰に向けて調整を続けている大谷。(C)Getty Images

 現地5月13日、ロサンゼルス・ドジャースが佐々木朗希の負傷者リスト(IL)入りを発表した。肩関節の骨が筋肉や腱に擦れたり、挟まれて炎症を引き起こす「右肩インピンジメント症候群」を発症した。

 ドジャース投手陣のIL入りは、佐々木を含めて14人を数える。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、「シーズンから2か月も経たないうちに、計14人の投手がILに入っている」と驚愕。「投手陣全体の健康状態に深刻な問題があることは明らかだ。オールスター明けまで登板が見込まれていない大谷翔平も実質的な“負傷投手”で、大谷を入れれば15人になる」と失意を持って報じた。

 現在、ドジャースの投手陣でIL入りしているのは次の14人だ。タイラー・グラスノー、ブラスダー・グラテロル、マイケル・グローブ、エドガルド・ヘンリケス、カイル・ハート、クレイトン・カーショウ、マイケル・コーペック、エバン・フィリップス、リバー・ライアン、佐々木、エメット・シーハン、ブレイク・スネル、ギャビン・ストーン、ブレイク・トライネン。

 近年、ドジャースはとくに投手陣の負傷に悩まされてきた。アンドリュー・フリードマン編成総責任者は、投手陣の負傷歴がオフの積極的な補強の動機になったと認め、「できる限りの準備を進めたい」と説明。マーク・プライアー投手コーチは、投手陣の負傷問題に対処する難しさを、こう語っている。

「このレベルに達すると異なる役割で起用されることがあり、慣れないさまざまな負担を強いられる。ここでは物事がガラッと変わるんだ。劇的にね。当然、身体が慣れるまで時間がかかるから、あらゆるケースを想定して準備を整えることが重要だ」

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 開幕時点のローテーションは、山本由伸、佐々木、スネル、グラスノー、ダスティン・メイだった。佐々木、スネル、グラスノーが故障離脱したため、現在は山本、メイ、トニー・ゴンソリン、ランドン・ナック、間もなく復帰予定のカーショウ、そしてブルペンデーで対応していく状況だ。

 佐々木と入れ替わる形で先発ローテーションに加わるカーショウは、現地5月17日のロサンゼルス・エンジェルス戦での先発が予定されている。それでも同メディアによると、そのほかの投手の復帰時期は依然として不透明だという。ワールドシリーズ連覇を目指す王者が、窮地に陥っている。

構成●THE DIGEST編集部

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