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MLB

「おもちゃ屋に入った幼児のように衝動的」エ軍専門サイトがGM主導の補強を酷評... 今季も最下位「目指す姿が極めて不明瞭」

THE DIGEST編集部

2025.05.15

エンジェルスのミナシアンGM。チームは今季も下降線をたどっている。(C) Getty Images

エンジェルスのミナシアンGM。チームは今季も下降線をたどっている。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの専門サイト『Halo Hangout』が、ペリー・ミナシアンGMの手腕に苦言を呈した。

 現地時間5月14日の配信記事では、今季に向けエンジェルスがセントルイス・カーディナルスのノーラン・アレナド獲得に本格的に動いていたという報道が米国内で流れたと伝えており、その上で、「ミナシアンの下での補強は場当たり的で、一貫性や全体的な計画性に欠けている」などと異議を唱えている。

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 菊池雄星やホルヘ・ソレア、ケンリー・ジャンセンらを獲得したオフシーズンの動きを振り返った同メディアは、「ミナシアンの行なった補強と、逃した補強対象の全体像を見ると、チームの『目指す姿』が極めて不明瞭」と指摘。そのうえで、「アレナドは高年俸であり、チームの若手コアとともに成長していくには理想的な存在とは言えなかった」などと主張している。

 また、今季の先発陣、ホセ・ソリアーノ、ジャック・コハノビツ、タイラー・アンダーソン、カイル・ヘンドリックスの名前を挙げ、「先発ローテーションのうち、4人は打たせてアウトを取るタイプの投手たち」と説明。続けて、「こうした投手陣の特徴を考えれば、『堅実な守備陣の構築』が最優先されるべきだろう。しかし現実には、エンジェルスはリーグで最悪レベルの守備力しか持っていない」と訴えている。

 さらに、「ケンリー・ジャンセンという殿堂入り確実のクローザーを高額で獲得したにもかかわらず、その前を投げる中継ぎ陣は経験不足の若手や再起をかけた選手で構成されており、9回を締めるジャンセンの価値を活かせない状況を自ら作り出している」と評するなど、補強を生かすチーム作りが出来ていないと論じている。

 同メディアは、チーム強化は時に柔軟な方向転換も必要としながらも、「ミナシアンの方向転換は、その都度場当たり的で筋が通っていない」と指摘。「ここ数年のエンジェルスは、まるでおもちゃ屋に入った幼児のように衝動的な補強を繰り返し、手持ちのパーツとの相性を考えずに選手を獲得している」と酷評する。加えて、「場当たり的にではなく方向性を持った補強をしない限り、エンジェルスの苦闘は今後も続くだろう」と見通している。

 エンジェルスは5月半ばを迎えた現在、地区最下位に沈み、借金も膨らみつつある状況だ。昨年の記録的な低迷からの巻き返しを目指したシーズンだったが、今季も序盤から厳しい現実が突き付けられている。

構成●THE DIGEST編集部
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