今季、ロサンゼルス・エンジェルスは一時、地区首位に立つという好スタートを切ったものの、4月終了時で12勝17敗、最下位で5月を迎えた。開幕直後の勢いが失われているエンジェルスに対し、専門サイト『Halo Hangout』が現地時間5月2日、「改善すべき、3つの意外な問題点」と銘打たれた特集記事を配信した。
【動画】菊池雄星が5回5安打2失点の粘投
トピックはタイトル通り、チームが現時点で抱える問題点として開幕前には予想されていなかった3点を論じる内容。その中には、いまだ勝ち星の無い菊池雄星のスタッツも挙げられている。
打撃面の課題では、マイク・トラウト、テイラー・ウォード、ジョー・アデルの主力3選手の不振、いずれも1割台という低打率に喘いでいる現状を指摘。さらに、エンジェルス打線全体での四球率の低さもフォーカスされている。
そして、開幕投手も務めた菊池の投球内容の中で、与四球の多さが“意外な問題”と評されている。4月中までの6登板を振り返り、「ユウセイ・キクチの四球の多さは深刻だ」と強調。続けて、「エースとして期待されたが、ここまでの投球内容には波があり、クオリティスタートは3試合あるものの安定感に欠ける。4月26日の登板(ミネソタ・ツインズ戦)では今季最悪の内容となり、不安が高まっている」と綴っている。
今季6度目の先発となったツインズ戦について同メディアは、「この試合でキクチはわずか2回で降板、9安打4失点を喫した。さらに2試合連続で四球を4つ与えた。開幕戦では四球ゼロだったが、その後の5試合では合計18四球を出している」と説明。
さらに、エンジェルス加入以前からの内容も踏まえ、日本人左腕に対して次の見解を記している。
「キクチはメジャー初期には四球率が高かったが、2023年、2024年には制球が改善されていた。2022年の9イニングあたり5.19四球から、2023年には2.58、昨年は2.25まで抑えていた。しかし今季は6試合で再び悪化し、9イニングあたりの四球数は5.17。さらに、奪三振と与四球の比率(K/BB)は1.56で自己ワースト。この数字では、とてもエースとは呼べない」
菊池は7度目の登板となった5月1日のデトロイト・タイガース戦では、5回を投げ2失点、四球は1つだったものの、白星には繋がらなかった。今後の戦いの中で打撃陣の問題点とともに、菊池の与四球数もどれだけ改善させていけるか。今季もエンジェルスは、シーズン序盤にしてすでに多くの課題が突き付けられている。
構成●THE DIGEST編集部
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そして、開幕投手も務めた菊池の投球内容の中で、与四球の多さが“意外な問題”と評されている。4月中までの6登板を振り返り、「ユウセイ・キクチの四球の多さは深刻だ」と強調。続けて、「エースとして期待されたが、ここまでの投球内容には波があり、クオリティスタートは3試合あるものの安定感に欠ける。4月26日の登板(ミネソタ・ツインズ戦)では今季最悪の内容となり、不安が高まっている」と綴っている。
今季6度目の先発となったツインズ戦について同メディアは、「この試合でキクチはわずか2回で降板、9安打4失点を喫した。さらに2試合連続で四球を4つ与えた。開幕戦では四球ゼロだったが、その後の5試合では合計18四球を出している」と説明。
さらに、エンジェルス加入以前からの内容も踏まえ、日本人左腕に対して次の見解を記している。
「キクチはメジャー初期には四球率が高かったが、2023年、2024年には制球が改善されていた。2022年の9イニングあたり5.19四球から、2023年には2.58、昨年は2.25まで抑えていた。しかし今季は6試合で再び悪化し、9イニングあたりの四球数は5.17。さらに、奪三振と与四球の比率(K/BB)は1.56で自己ワースト。この数字では、とてもエースとは呼べない」
菊池は7度目の登板となった5月1日のデトロイト・タイガース戦では、5回を投げ2失点、四球は1つだったものの、白星には繋がらなかった。今後の戦いの中で打撃陣の問題点とともに、菊池の与四球数もどれだけ改善させていけるか。今季もエンジェルスは、シーズン序盤にしてすでに多くの課題が突き付けられている。
構成●THE DIGEST編集部
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