☆復帰戦で好投
「最初に肩やってしまってから、なんだかんだ1年経ってしまいましたね。そうやってみると、やっぱり長かったですね」。5月14日、久しぶりにマウンドに上がった石田健大は、登板後にふと呟いた。
【動画】ついに帰ってきた! 石田健大がチェンジアップで三振を奪う
FA残留を決め、横浜に骨を埋める覚悟を示した初年度の昨年、6月6日に左肩の肉離れを発症。以降長いリハビリを経て9月28日にファームで復帰登板を果たしたが、「フェニックスで1回また悪くなってしまい、さらに年明けにも1回。ちょっとこれは…って感じになって。違和感が肩の前行ったり後ろに行ったりと、場所も色々変わる感じでしたね」と度重なる怪我に見舞われた。
「色々なことを試しながら投げていく中でエラーが起きてしまう感じなので、なかなか難しいなって思っていました」と暗いトンネルに身を置くような日々。それでも「色々な方の手を借りながら、力をもらいながらやりました」とコツコツと光を探す作業を積み重ねた。
そして、ようやくたどり着いた横須賀スタジアムのマウンド。“We are young”が鳴り響くと、待ち焦がれていたファンのボルテージも上がっていく。丁寧にルーティンを行ないながら投じたボールはしっかりとラインに乗り、若鷲たちを3人で片付けた。最速は142キロながらも、ストレートでファウルやセカンドフライと押し込むことに成功。1球だけ投げた宝刀のチェンジアップは鋭く落ち、バットを空に切らせるなど“石田健大ここにあり”を見せつけた。
入来祐作二軍投手コーチは「良かったですよ。出力も出ていましたし、丁寧に投げるという彼の特徴も出ていました」と頷き、「本当にこれからですね。僕もしっかりとサポートして、チームの力になれるようにして行きたいです」と先を見据えていた。
女房役を務めた伊藤光も「僕自身も久しぶりだなぁって思いながら受けていました。懐かしいなって思いながら」と感慨深げに振り返る。
「いくら経験があるからと言っても、やっぱり長いリハビリ期間もあったし、不安と戦いながらここまで来たので。試合の雰囲気にすんなり入っていけるようにと思って、基本的には健大が投げたい球を投げさそうかなと思っていました」とベテランならではの心遣いでリード。結果、「真っ直ぐで押そうぜとなりました。健大らしいスピードガンよりも“来る”真っ直ぐは、いい球質だなと思って受けてました。変化球などはこれから色々やっていかなければならないんですけど、最後はチェンジアップで空振り三振取れましたしね」と合格点を付けていた。
「最初に肩やってしまってから、なんだかんだ1年経ってしまいましたね。そうやってみると、やっぱり長かったですね」。5月14日、久しぶりにマウンドに上がった石田健大は、登板後にふと呟いた。
【動画】ついに帰ってきた! 石田健大がチェンジアップで三振を奪う
FA残留を決め、横浜に骨を埋める覚悟を示した初年度の昨年、6月6日に左肩の肉離れを発症。以降長いリハビリを経て9月28日にファームで復帰登板を果たしたが、「フェニックスで1回また悪くなってしまい、さらに年明けにも1回。ちょっとこれは…って感じになって。違和感が肩の前行ったり後ろに行ったりと、場所も色々変わる感じでしたね」と度重なる怪我に見舞われた。
「色々なことを試しながら投げていく中でエラーが起きてしまう感じなので、なかなか難しいなって思っていました」と暗いトンネルに身を置くような日々。それでも「色々な方の手を借りながら、力をもらいながらやりました」とコツコツと光を探す作業を積み重ねた。
そして、ようやくたどり着いた横須賀スタジアムのマウンド。“We are young”が鳴り響くと、待ち焦がれていたファンのボルテージも上がっていく。丁寧にルーティンを行ないながら投じたボールはしっかりとラインに乗り、若鷲たちを3人で片付けた。最速は142キロながらも、ストレートでファウルやセカンドフライと押し込むことに成功。1球だけ投げた宝刀のチェンジアップは鋭く落ち、バットを空に切らせるなど“石田健大ここにあり”を見せつけた。
入来祐作二軍投手コーチは「良かったですよ。出力も出ていましたし、丁寧に投げるという彼の特徴も出ていました」と頷き、「本当にこれからですね。僕もしっかりとサポートして、チームの力になれるようにして行きたいです」と先を見据えていた。
女房役を務めた伊藤光も「僕自身も久しぶりだなぁって思いながら受けていました。懐かしいなって思いながら」と感慨深げに振り返る。
「いくら経験があるからと言っても、やっぱり長いリハビリ期間もあったし、不安と戦いながらここまで来たので。試合の雰囲気にすんなり入っていけるようにと思って、基本的には健大が投げたい球を投げさそうかなと思っていました」とベテランならではの心遣いでリード。結果、「真っ直ぐで押そうぜとなりました。健大らしいスピードガンよりも“来る”真っ直ぐは、いい球質だなと思って受けてました。変化球などはこれから色々やっていかなければならないんですけど、最後はチェンジアップで空振り三振取れましたしね」と合格点を付けていた。