「大谷翔平を、アーロン・ジャッジが圧倒している」
米メディア『FanSided』のオースティン・オーウェンズ記者が、ロサンゼルス・ドジャースの大谷とニューヨーク・ヤンキースのジャッジの打撃スタッツを比較し、「LAのスーパースター、大谷翔平はMLBで驚異的な活躍を見せてきた。しかし彼の成功は、さらに優れた選手の影に隠れてしまっている」と、ジャッジのほうが好成績を残していると強調した。
「大谷とジャッジ。この世代のサミー・ソーサとマーク・マグワイアと言えるだろう。最大の違いは、より優れた成績を残しているジャッジから、大谷が不当にスポットライトを奪っているように見えることだ」
オーウェンズ記者は、「大谷を超える選手がいるとは、にわかに信じがたい。しかし、数字は嘘をつかない。データベース『StatHead』で将来の殿堂入りが間違いない両選手の成績を比較すると、その結果は驚くべきものとなった」として、大谷とジャッジ成績を比べた。
(左が大谷、右がジャッジの成績。現地5月18日時点)
WAR 2.5 3.7
試合 44 45
打席数 208 205
安打 54 70
本塁打 16 15
打点 29 41
盗塁 10 3
打率 .305 .402
出塁率 .404 .488
長打率 .667 .753
OPS 1.071 1.241
OPS+ 199 247
「大谷がジャッジを上回っているのは、たった3つのカテゴリーだけ。打席数、本塁打、盗塁だ。盗塁はジャッジのプレースタイルではないため、大差がつくのは当然の結果。ほかの成績では、ヤンキースのキャプテンが大谷よりも優位に立っている」
【動画】5月19日のダイヤモンドバックス戦で大谷翔平が放った17号アーチ!
「両選手は異なるリーグに所属しているため、今シーズン終了後に2人が各リーグのMVPを受賞する可能性が高い。そして野球ファンなら、2人のスラッガーを比較したくなるものだ。もし同じリーグでMVPを争うなら、数字上はジャッジが大きなアドバンテージを持つことになる。しかし、大谷がメディアの注目度が高いため、多くの人はその事実に気付いていない」
打者に専念した2024年に大谷は、159試合出場で197安打、打率.310、OPS1.036、54本塁打、130打点、59盗塁をマークし、MLB史上初の50ー50を達成。一方のジャッジは158試合出場で180安打、打率.322、OPS1.159、58本塁打、144打点、10盗塁。史上5人目となる3度目のシーズン50本塁打を達成し、それぞれ各リーグのMVPを受賞した。
今シーズン中に予定している2年ぶりの投手復帰が"打者"大谷にどのような影響を与えるのか不明だが、ジャッジとの打撃対決はシーズン最終盤まで大きな見どころになりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「チームに何が起きている?」ドジャース4連敗に地元ファン怒り「明日、山本由伸で負けたら、とんでもないことになる」
【記事】7年ぶりホーム4連敗、失態ドジャースは「何もかも、うまくいっていない」米メディア辛辣「マウンドの出来が悪く、守備でもミスがあり…」
米メディア『FanSided』のオースティン・オーウェンズ記者が、ロサンゼルス・ドジャースの大谷とニューヨーク・ヤンキースのジャッジの打撃スタッツを比較し、「LAのスーパースター、大谷翔平はMLBで驚異的な活躍を見せてきた。しかし彼の成功は、さらに優れた選手の影に隠れてしまっている」と、ジャッジのほうが好成績を残していると強調した。
「大谷とジャッジ。この世代のサミー・ソーサとマーク・マグワイアと言えるだろう。最大の違いは、より優れた成績を残しているジャッジから、大谷が不当にスポットライトを奪っているように見えることだ」
オーウェンズ記者は、「大谷を超える選手がいるとは、にわかに信じがたい。しかし、数字は嘘をつかない。データベース『StatHead』で将来の殿堂入りが間違いない両選手の成績を比較すると、その結果は驚くべきものとなった」として、大谷とジャッジ成績を比べた。
(左が大谷、右がジャッジの成績。現地5月18日時点)
WAR 2.5 3.7
試合 44 45
打席数 208 205
安打 54 70
本塁打 16 15
打点 29 41
盗塁 10 3
打率 .305 .402
出塁率 .404 .488
長打率 .667 .753
OPS 1.071 1.241
OPS+ 199 247
「大谷がジャッジを上回っているのは、たった3つのカテゴリーだけ。打席数、本塁打、盗塁だ。盗塁はジャッジのプレースタイルではないため、大差がつくのは当然の結果。ほかの成績では、ヤンキースのキャプテンが大谷よりも優位に立っている」
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「両選手は異なるリーグに所属しているため、今シーズン終了後に2人が各リーグのMVPを受賞する可能性が高い。そして野球ファンなら、2人のスラッガーを比較したくなるものだ。もし同じリーグでMVPを争うなら、数字上はジャッジが大きなアドバンテージを持つことになる。しかし、大谷がメディアの注目度が高いため、多くの人はその事実に気付いていない」
打者に専念した2024年に大谷は、159試合出場で197安打、打率.310、OPS1.036、54本塁打、130打点、59盗塁をマークし、MLB史上初の50ー50を達成。一方のジャッジは158試合出場で180安打、打率.322、OPS1.159、58本塁打、144打点、10盗塁。史上5人目となる3度目のシーズン50本塁打を達成し、それぞれ各リーグのMVPを受賞した。
今シーズン中に予定している2年ぶりの投手復帰が"打者"大谷にどのような影響を与えるのか不明だが、ジャッジとの打撃対決はシーズン最終盤まで大きな見どころになりそうだ。
構成●THE DIGEST編集部
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