地区ライバルのダイヤモンドバックス3連戦に何とか勝ち越したドジャース。首位をがっちりキープし、2位ジャイアンツとのゲーム差は2に開いた。
【動画】今やドジャースのエース! 山本由伸、強力Dバックス打線を相手に7回1安打無失点の好投
だが、5月23日(現地)からは今シーズン最大級と言っても過言ではない山場が待ち受けている。31日間で29試合を戦う過密日程。しかも、相手は強豪チームばかりなのだ。
改めて日程を確認しておこう。
5/23-25 @メッツ
5/26-28 @ガーディアンズ
5/30-6/1 ヤンキース
6/2-5 メッツ
6/6-8 @カーディナルス
6/9-11 @パドレス
6/13-15 ジャイアンツ
6/16-19 パドレス
6/20-22 ナショナルズ
最後のナショナルズ3連戦を除く8カード/26試合は現時点で勝率5割以上のコンテンダー。最も勝率が低いカーディナルスでさえ27勝23敗の勝率.540で、ナ・リーグ中地区2位につけている。
ただでさえ過酷な戦いなのに、現在のドジャースの場合はさらに頭の痛い悩みを抱えている。そう、投手陣の駒不足だ。
現時点で実に14人が故障者リスト(IL)入り。特に先発陣はブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、佐々木朗希の3人が戦列を離れ、苦しい運用が続いている。
3投手の故障の影響もあり、 ここまでドジャースの先発投手陣が積み上げたイニング数は230.1。これはMLB30球団で最も少ない数字で、1位のロイヤルズとは60イニング以上(!)もの差がついている。オープナーを駆使しているという事情もあるにせよ、あまりにも少ない。 当然、そのしわ寄せはブルペンに及ぶ。そしてそのブルペンも、エバン・フィリップス、カービー・イェーツ、ブレイク・トライネン、マイケル・コーペックら複数の主力級が故障離脱中。このうち、コーペックはすでにマイナーでリハビリ登板を始めているものの、3Aで滅多打ちにされており、復帰後の投球にも不安が募る状況だ。
スネルとグラスナウはすでにキャッチボールは再開しているものの、具体的な復帰時期は未定。この状況で、23日からの“死のスケジュール”をどう乗り切ればいいのだろうか?
トレード・デッドラインはまだ2ヵ月先ということもあり、“売り手”に回るチームがまだはっきり見えていない状況ではトレードも仕掛けにくい。少なくとも、現時点で一線級を補強するのは難しいだろう。
ならば現有戦力で、ということになるが、絶好調の山本由伸はともかくとして、故障明けのダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、クレイトン・カーショウはいろいろな意味で計算が立ちにくい。3Aに控えるジャスティン・ロブレスキー、ボビー・ミラー、ニック・フラッソら入れ替わりで登用しながら何とかしのぐしか手立てはないのかもしれない。
故障者続出を「まるでもぐらたたきのよう」と表現したアンドリュー・フリードマン編成総責任者。早くも訪れたシーズンの山場をどう乗り切る算段なのか。球界きっての敏腕の腕の見せ所かもしれない。
構成●SLUGGER編集部
【記事】ヤンキースファンの大ブーイングにショックを受けて生中継出演や取材対応をドタキャン? ニューヨークで加熱する一方の“ソト狂騒曲<SLUGGER>
【記事】「これは私たちが選んだ人生なんだ」ドジャース長年の功労者テイラーへの非情の解雇通告で思い出したロバーツ監督の言葉<SLUGGER>
【動画】今やドジャースのエース! 山本由伸、強力Dバックス打線を相手に7回1安打無失点の好投
だが、5月23日(現地)からは今シーズン最大級と言っても過言ではない山場が待ち受けている。31日間で29試合を戦う過密日程。しかも、相手は強豪チームばかりなのだ。
改めて日程を確認しておこう。
5/23-25 @メッツ
5/26-28 @ガーディアンズ
5/30-6/1 ヤンキース
6/2-5 メッツ
6/6-8 @カーディナルス
6/9-11 @パドレス
6/13-15 ジャイアンツ
6/16-19 パドレス
6/20-22 ナショナルズ
最後のナショナルズ3連戦を除く8カード/26試合は現時点で勝率5割以上のコンテンダー。最も勝率が低いカーディナルスでさえ27勝23敗の勝率.540で、ナ・リーグ中地区2位につけている。
ただでさえ過酷な戦いなのに、現在のドジャースの場合はさらに頭の痛い悩みを抱えている。そう、投手陣の駒不足だ。
現時点で実に14人が故障者リスト(IL)入り。特に先発陣はブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、佐々木朗希の3人が戦列を離れ、苦しい運用が続いている。
3投手の故障の影響もあり、 ここまでドジャースの先発投手陣が積み上げたイニング数は230.1。これはMLB30球団で最も少ない数字で、1位のロイヤルズとは60イニング以上(!)もの差がついている。オープナーを駆使しているという事情もあるにせよ、あまりにも少ない。 当然、そのしわ寄せはブルペンに及ぶ。そしてそのブルペンも、エバン・フィリップス、カービー・イェーツ、ブレイク・トライネン、マイケル・コーペックら複数の主力級が故障離脱中。このうち、コーペックはすでにマイナーでリハビリ登板を始めているものの、3Aで滅多打ちにされており、復帰後の投球にも不安が募る状況だ。
スネルとグラスナウはすでにキャッチボールは再開しているものの、具体的な復帰時期は未定。この状況で、23日からの“死のスケジュール”をどう乗り切ればいいのだろうか?
トレード・デッドラインはまだ2ヵ月先ということもあり、“売り手”に回るチームがまだはっきり見えていない状況ではトレードも仕掛けにくい。少なくとも、現時点で一線級を補強するのは難しいだろう。
ならば現有戦力で、ということになるが、絶好調の山本由伸はともかくとして、故障明けのダスティン・メイ、トニー・ゴンソリン、クレイトン・カーショウはいろいろな意味で計算が立ちにくい。3Aに控えるジャスティン・ロブレスキー、ボビー・ミラー、ニック・フラッソら入れ替わりで登用しながら何とかしのぐしか手立てはないのかもしれない。
故障者続出を「まるでもぐらたたきのよう」と表現したアンドリュー・フリードマン編成総責任者。早くも訪れたシーズンの山場をどう乗り切る算段なのか。球界きっての敏腕の腕の見せ所かもしれない。
構成●SLUGGER編集部
【記事】ヤンキースファンの大ブーイングにショックを受けて生中継出演や取材対応をドタキャン? ニューヨークで加熱する一方の“ソト狂騒曲<SLUGGER>
【記事】「これは私たちが選んだ人生なんだ」ドジャース長年の功労者テイラーへの非情の解雇通告で思い出したロバーツ監督の言葉<SLUGGER>
関連記事
- 米メディアが認めた山本由伸の“冷静さ” 7回9K無失点の圧倒的な内容に「まさに必要なパフォーマンスだった」
- ドジャースのトレード補強候補に菅野智之が急浮上? 米報道「優勝を狙うチームは問い合わせてくるだろう」「安定感はあるが伸びしろは少ないベテラン」
- 「これは私たちが選んだ人生なんだ」ドジャース長年の功労者テイラーへの非情の解雇通告で思い出したロバーツ監督の言葉<SLUGGER>
- ヤンキースファンの大ブーイングにショックを受けて生中継出演や取材対応をドタキャン? ニューヨークで加熱する一方の“ソト狂騒曲<SLUGGER>
- 便利屋扱いされ、右手首の痛みに耐え、スランプも経験...もがき続けながら打点王を争う鈴木誠也の“格闘”の日々<SLUGGER>