専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

ソト、打撃不振&怠慢走塁で米ファンから猛批判も...米殿堂入りレジェンドは擁護「私たちは彼がどれほど若いかを忘れている」

THE DIGEST編集部

2025.05.23

不調のソト。米ファンからも厳しい声が上がっている。(C)Getty Images

不調のソト。米ファンからも厳しい声が上がっている。(C)Getty Images

 ニューヨーク・メッツのフアン・ソト外野手は現地5月21日(日本時間22日)、敵地ボストン・レッドソックス戦に3番・右翼でスタメン出場し、3打数無安打、1打点3三振、1四球と打撃不振。同カード初戦の「怠慢走塁」の影響もあり、多くの批判を浴びた。
【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!

 ソトは第1打席で先発ギャレット・クローシェイと対決。1球目のカットボール(144キロ)と2球目のシンカー(155キロ)を見送り、3球目のカットボール(143キロ)で空振り三振に倒れた。

 3回の第2打席は見逃し三振、6回の第3打席は138キロのスライダーを前に三球三振に倒れた。3点リードの7回、満塁のチャンスで迎えた第4打席では中犠飛を放ち1打点を挙げ、追加点に貢献。4点リードの9回の第5打席は四球で出塁した。

 この日、無安打のソトに対して「完全に諦めてしまったのか?」「3週間汗をかいてない」「彼はスイングすらしたくないようだ...」「ソトと契約したのは完全な間違いだった」などと、ネット上には批判の声が殺到した。
 

 しかし、ソトへの批判がここまで過熱した原因は、現地19日(同20日)に行なわれた敵地レッドソックス戦での「怠慢走塁」にあると考えられている。2点を追う6回に、ソトが大きく打ち上げた大飛球は左翼フェンスに直撃し、長打コースの一打となったが、その瞬間に打球をじっと見つめてホームに立ち止まってしまい、走り出した時には左翼手が処理し、結果的に一塁止まりの左安打となった。これには米ファンも激怒し、「怠慢走塁」との批判を浴びせた。

 そんなソトへの厳しい意見に対して、3度のサイ・ヤング賞の受賞や米殿堂入りを果たしているペドロ・マルティネス氏が自身のXで反応。以下のように綴り、私見を述べた。

「ソトはかつて最高額の報酬を受け取る選手でしたが、慣れるのにしばらく時間がかかった。誰もユニフォームの中の人間性など考えていない。気を散らすようなことがたくさんある。私たちは彼がどれほど若いかを忘れている」

 この発言を米スポーツ誌『Sports Illustrated』も記事の中で取り上げ、「ファンがソトの不調を非難するのは簡単だが、マルティネスのこの言葉には大きな重みがある。なぜなら、これは彼が経験し、他のその苦悩を誰よりも理解していることだからだ」と共感した。

 ソトはこの不調を脱し、昨季のような圧巻のパフォーマンスを見せてくれるのか。今後の巻き返しに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】左翼フェンス直撃もすぐに走らず一塁止まり...ソトの怠慢走塁

【記事】ドジャースのトレード補強候補に菅野智之が急浮上? 米報道「優勝を狙うチームは問い合わせてくるだろう」「安定感はあるが伸びしろは少ないベテラン」
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号