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「とにかく歩き回りながら独り言を言って…」戦列復帰のテオヘル、決勝本塁打を回想! 圧巻の活躍に地元紙「ずっと見惚れていた」

THE DIGEST編集部

2025.05.23

T・ヘルナンデスが決勝の3ランを放った。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは現地5月21日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスと本拠地ドジャー・スタジアムで対戦。3-1で勝利し、3連戦を2勝1敗と勝ち越して終えた。

【動画】テオヘル、元CY賞投手から決勝3ラン!
 この一戦で決勝打を放ったのが、「4番・右翼」で先発に名を連ねたテオスカー・へルナンデスだ。1点ビハインドの6回裏、2死一、二塁の場面で相手右腕コービン・バーンズが投じた4球目を捉え、中越えの今季10号となる逆転3ランホームランを打った。
 
 前日の試合ではスタメンから外されていたが、地元紙『Los Angels TIMES』は「それは驚きの選択だったものの、理由は単純だった」として、今試合に照準を合わせていたことを綴っている。

「ロバーツ監督は、ヘルナンデスが負傷から復帰して今週は2試合しか出場できないことを知っていたため、水曜日に元サイ・ヤング賞受賞者のコービン・バーンズと対戦できるようにしたいと考えていた」

 さらにドミニカ共和国出身スラッガーの一振りを「その夜に最大のスイングを披露した。バーンズの完璧な投球に対し、ヘルナンデスが3点ホームランを放ち、試合の流れをひっくり返したのだ」と絶賛している。

 また、同メディアは試合後の本人のコメントを掲載。同選手はホームランの直前、低めの初球は見逃したものの、以降のアウトコースの2球を空振りしていた。「初球の後、ストライクゾーン外の2球を追ってしまった」と振り返りつつ、次のように心境を明かした。

「だから、とにかく歩き回りながら独り言を言っていたんだ。落ち着いて、とにかくボールを打つことだけに集中したよ」

  そして4球目を見事に捉え、この試合の勝敗を分ける一打に。打球の行方を見守ったヘルナンデスを同メディアは「センター方向へ真っ直ぐに飛んでいくボールを、ヘルナンデスはずっと見惚れていた。今シーズン10本目のホームランが、413フィート(約125メートル)もの距離を飛ぶのを」と表現した。

構成●THE DIGEST編集部
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