このほどMLBナ・リーグの週間最優秀選手（MVP）に選ばれたシカゴ・ホワイトソックスのミゲル・バルガス内野手は同５月22日、『MLB Network』の番組に出演。昨季ロサンゼルス・ドジャースから移籍し、今回初の栄冠に輝くまでを振り返った。

【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり！ 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻＆パートナー”を一挙紹介！ 　昨季は常勝軍団から弱小球団へトレードで移籍という、大きなキャリアの転換点を迎えたバルガス。「彼ら（ドジャース）は複数のMVPを揃え、ワールドシリーズ優勝を目指していた。かたやこの球団は再建真っただ中。プランが全く違うんだ」と両球団を語る。移籍当初はあまりの負けっぷりにベンチで呆然とする姿が目撃されるなど苦しい時期を過ごしているようだったが、今ではホワイトソックスでのプレーに価値を見出している。

「（移籍は）僕にとって素晴らしい機会だったと思う。シカゴに来て毎日プレーする機会を得られたのは、自分のキャリアにとって本当に必要だった。僕は今の状況にとても満足している。シカゴに移籍できたのを、心から嬉しく思っているんだ。この機会を得られたんだから」

　また、故郷のキューバ代表で長年活躍してきた父親ラザロ氏の存在が、大きな環境の変化を耐え抜く大きな助けになったという。

「僕はただ父の背中を追い続けたい。野球選手でありたいんだ。彼（ラザロ氏）は、毎日あらゆる種類のアドバイスをくれる。僕が良い試合をしていない時でも、僕たちはいつも素晴らしい関係を築いている。彼が僕の味方でいてくれて本当に嬉しい」

　今季、打率.234、６本塁打21打点、OPS.710をマークしているバルガスはこの週、24打数10安打で打率.417、４本塁打、９打点と大爆発。とくに同16日のシカゴ・カブス戦では２打席連続ホームランを含む４打数４安打３打点と打ちまくった。

　現在の好調の要因についてバルガスは、心身両面で準備ができている点を挙げた。「今季はより良いコンディションで試合に臨めており、毎日準備万端でいられるように体を鍛えた。精神面では昨季、今季の始めと多くの苦労があったが、こういう結果が出たのは僕にとって本当に大きな意味がある」

　シカゴに活躍の場を見つけた25歳の元プロスペクトが今後どのような成長を見せてくれるか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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