"スタットキャストの申し子"がまた新たな記録を打ち立てた。
【動画】弾丸ライナーがあっという間に場外へ消えた! クルーズの"史上最速"197.8キロ弾
5月25日(現地)、パイレーツのオニール・クルーズがブルワーズ戦の3回にローガン・ヘンダーソンから放った打球は、弾丸ライナーで瞬く間にPNCパークの右翼場外へ。ワンバウンドでアレゲニー川へ飛び込んだ。
打球初速は122.9マイル(約197.8キロ)。2015年にスタットキャストの測定が始まって以降の最速記録となった。
パイレーツのドン・ケリー監督いわく「場外で良かったよ。もし客席に飛び込んでいたら......」。01年の開場以降、PNCパークでは25年間で83本の場外ホームランが生まれているが、そのうち実に6本がクルーズによるものだ。
201cm・108kgと堂々たる体躯を誇る"身体能力モンスター"は、これまでにも数々のスタットキャスト記録を樹立している。 そもそも、今回の一打を放つまでの最速記録保持者も、実はクルーズだった。22年8月4日のブレーブス戦での一打で、この時もライトへ122.4マイル(196.9キロ)の目の覚めるようなライナーを放ち、あまりに打球が速すぎてフェンス直撃のシングルヒットとなった。
打つだけではない。22年7月14日のマーリンズ戦では、遊撃から97.8マイル(約157.3キロ)の弾丸送球を披露し、内野補殺の最速記録(当時)を更新。さらに昨季は、遊撃から移ったセンターで平均送球速度99.1マイルを記録し、これは全ポジションでトップの数値だった。
エリー・デラクルーズ(レッズ)と並んで、走攻守で別次元のプレーを見せ続けるクルーズ。実は、元々はドジャースの選手だった。15年7月、16歳の時に契約金95万ドルで入団。17年7月31日に、ベテラン中継ぎ左腕トニー・ワトソンとの交換でパイレーツへ移った。そのトレードさえなければ、大谷翔平との競演で球界を沸かせる"世界線"もあり得たかもしれない?
構成●SLUGGER編集部
【記事】「信じられない。まさに"異次元"」大谷翔平が千賀滉大から放った"18号先頭打者アーチ"にド軍記者も衝撃「ライブBPを終えたばかり...。こんなことができるのは彼しかいない」
【記事】31日間で29試合の超過密日程、しかも相手は強豪ばかり...故障者続出のドジャース投手陣は"死のスケジュール"をどう乗りきるのか<SLUGGER>
【記事】「これは私たちが選んだ人生なんだ」ドジャース長年の功労者テイラーへの非情の解雇通告で思い出したロバーツ監督の言葉<SLUGGER>
【動画】弾丸ライナーがあっという間に場外へ消えた! クルーズの"史上最速"197.8キロ弾
5月25日(現地)、パイレーツのオニール・クルーズがブルワーズ戦の3回にローガン・ヘンダーソンから放った打球は、弾丸ライナーで瞬く間にPNCパークの右翼場外へ。ワンバウンドでアレゲニー川へ飛び込んだ。
打球初速は122.9マイル(約197.8キロ)。2015年にスタットキャストの測定が始まって以降の最速記録となった。
パイレーツのドン・ケリー監督いわく「場外で良かったよ。もし客席に飛び込んでいたら......」。01年の開場以降、PNCパークでは25年間で83本の場外ホームランが生まれているが、そのうち実に6本がクルーズによるものだ。
201cm・108kgと堂々たる体躯を誇る"身体能力モンスター"は、これまでにも数々のスタットキャスト記録を樹立している。 そもそも、今回の一打を放つまでの最速記録保持者も、実はクルーズだった。22年8月4日のブレーブス戦での一打で、この時もライトへ122.4マイル(196.9キロ)の目の覚めるようなライナーを放ち、あまりに打球が速すぎてフェンス直撃のシングルヒットとなった。
打つだけではない。22年7月14日のマーリンズ戦では、遊撃から97.8マイル(約157.3キロ)の弾丸送球を披露し、内野補殺の最速記録(当時)を更新。さらに昨季は、遊撃から移ったセンターで平均送球速度99.1マイルを記録し、これは全ポジションでトップの数値だった。
エリー・デラクルーズ(レッズ)と並んで、走攻守で別次元のプレーを見せ続けるクルーズ。実は、元々はドジャースの選手だった。15年7月、16歳の時に契約金95万ドルで入団。17年7月31日に、ベテラン中継ぎ左腕トニー・ワトソンとの交換でパイレーツへ移った。そのトレードさえなければ、大谷翔平との競演で球界を沸かせる"世界線"もあり得たかもしれない?
構成●SLUGGER編集部
【記事】「信じられない。まさに"異次元"」大谷翔平が千賀滉大から放った"18号先頭打者アーチ"にド軍記者も衝撃「ライブBPを終えたばかり...。こんなことができるのは彼しかいない」
【記事】31日間で29試合の超過密日程、しかも相手は強豪ばかり...故障者続出のドジャース投手陣は"死のスケジュール"をどう乗りきるのか<SLUGGER>
【記事】「これは私たちが選んだ人生なんだ」ドジャース長年の功労者テイラーへの非情の解雇通告で思い出したロバーツ監督の言葉<SLUGGER>
関連記事
- 「信じられない。まさに“異次元”」大谷翔平が千賀滉大から放った“先頭打者アーチ”にド軍記者も衝撃「ライブBPを終えたばかり...。こんなことができるのは、彼しかいない」
- 50試合時点で8勝42敗...歴史的な勢いで負け続けるロッキーズが新・史上最弱チーム”へ向けて驀進中<SLUGGER>
- 31日間で29試合の超過密日程、しかも相手は強豪ばかり...故障者続出のドジャース投手陣は“死のスケジュール”をどう乗りきるのか<SLUGGER>
- 便利屋扱いされ、右手首の痛みに耐え、スランプも経験...もがき続けながら打点王を争う鈴木誠也の“格闘”の日々<SLUGGER>
- 「これは私たちが選んだ人生なんだ」ドジャース長年の功労者テイラーへの非情の解雇通告で思い出したロバーツ監督の言葉<SLUGGER>