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MLB

千賀滉大が今季5勝目、防御率1.46は山本由伸を抜きリーグトップ! 大谷翔平と3度対戦した“本音”に居合わせた米記者らは爆笑

THE DIGEST編集部

2025.05.26

千賀(手前)から18号アーチを放った大谷(奥)。(C)Getty Images

千賀(手前)から18号アーチを放った大谷(奥)。(C)Getty Images

 偽りなき本音をポツリ漏らした。

 現地5月25日、ニューヨーク・メッツの千賀滉大が本拠地でのロサンゼルス・ドジャース戦に先発登板し、5回1/3を投げて5安打5奪三振4四球の好投で今季5勝目を挙げた。失点は大谷翔平に初回に浴びた18号ソロ弾の1点だけで防御率は1.46。規定投球回に到達し、ドジャースの山本由伸を抜いてリーグトップに立った。
【動画】大谷翔平が初回18号先頭打者アーチ!打たれた千賀滉大は「楽しくない...」とポツリ

 大谷と今季初対決を迎えた千賀。初回、2球目の速球を右翼スタンド2階席にまで運ばれ、先頭打者弾を被弾した。偉才からいきなり強烈な先制パンチにマウンド上で厳しい表情を浮かべた右腕は続くムーキー・ベッツの三塁への当たりを味方が失策。3番フレディ・フリーマンには二塁打を浴びて無死二、三塁とピンチを招いたが後続をなんとか打ち取り最少失点でしのいだ。

 その裏、メッツ打線がすぐに2点を奪って逆転。援護をもらった千賀は初回に使用していた白いグラブが審判団から注意を受け、グラブの変更を余儀なくされたが動じることなく2回を三者凡退。3回1死走者なしで迎えた大谷との2度目の対決は154キロの直球で空振り三振に仕留めた。

 5回は先頭に四球を与え、1死一塁で大谷と3度目の対戦。ここはカウント2-2からフォークでタイミングを外して中飛に打ち取った。だがこのあとベッツに左前打、フリーマンを四球で歩かせて2死満塁とピンチが拡大。この試合最大の山場だったが、4番ウィル・スミスをフォークで三ゴロに仕留めて窮地を脱し、勝利投手の権利を得た。

 6回のマウンドに上がった千賀は1アウト後、マックス・マンシーを四球で歩かせたところで球数が100球を超えて降板。球場から労いの拍手が送られた。日本人エースの後を受けた2番手右腕が併殺に打ち取り無失点。3番手以降の中継ぎ陣も強力ドジャース打線をゼロに抑え、3対1で3連戦のカード勝ち越しを決めた。
 
 試合後、現地記者から大谷との対戦を楽しんでいるか?と問われた千賀は苦笑いを浮かべながら、「楽しくはないです...」とコメント。通訳が「It's not fun」と伝えると、「アハハハハハ」とミックスゾーンは笑いに包まれた。

 続けて、「彼だけじゃなく、(ドジャースは)他のバッターもすごい選手がいっぱいいます。たまたま彼だったというだけ」と付け加え、ひとりの強打者として一球一球集中して投げた。千賀はこの日の投球について、「いろいろなことを駆使し、いろんな球を使いながらやれた」と振り返り、制球に少し苦労したとはいえ要所で抑えた。

 昨シーズンは怪我の影響でわずか1勝に終わった右腕が今季は完全復活。防御率は未だ1.50台を切り、メジャー全体でも3位をキープ。メッツのエースとして、マウンド上で大きな存在感を放っている。

構成●THE DIGEST編集部

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