現地5月27日に行われたパドレス対マーリンズ戦で悲劇が起きた。プロ7年目にして待望のメジャー昇格を果たしたばかりのマーリンズのロニー・サイモンが相次ぐエラーを犯し、悔しさのあまりフィールド上で涙を流し、そのまま試合を退いたのだ。
この日のマーリンズは、珍しく初回から打線が爆発。打者一巡の猛攻でいきなり6点を挙げた(サイモンもセンターへのタイムリー安打を放った)。
ところが1点を返された後の2回1死一、二塁のピンチで、二塁を守っていたサイモンは打球をグラブで弾いてしまう。ボールはファウルグラウンドを転々とする間に二塁ランナーが生還。ボールをつかんだサイモンの捕手への送球も大きく逸れ、この間に2人目のランナーがホームを踏んだ。
サイモンのミスはここで終わらなかった。パドレスがさらに2点を追加し、1点差となった4回。先頭のタイラー・ウェイドの打球をまたもサイモンがエラーして同点のランナーを出すと、続くフェルナンド・タティースJr.のゴロを捕球した後の二塁への送球が大暴投に。スコアリングポジションに進んだウェイドがこの後生還し、ついに同点となってしまったのだ。
このイニングが終わる頃には、目に涙を浮かべていたサイモン。ダグアウトに戻った彼は取り乱した様子で、そのままクラブハウスまで駆け込んでしまった。続く5回のフィールドに彼の姿はなく、結局マーリンズは6対8で敗れた。
この惨状には、対戦相手パドレスのラジオアナウンサーも同情。「あんなことが起きてほしいとは誰も思わない。チームメイトやコーチたちの支えを受けて、彼が立ち直ってくれることを願う」とXに投稿した。
2018年にカブスと契約したサイモンはその2度トレードされ、昨オフはレイズからマイナーFAとなってマーリンズに加入。25歳の誕生日を迎えた4日後の今年4月21日に念願のメジャーデビューを果たしたばかりだった。
今回のミスに挫けることなく、雪辱を目指してほしいものだ。
構成●SLUGGER編集部
【動画】不甲斐ないエラーの連続で涙するサイモン
この日のマーリンズは、珍しく初回から打線が爆発。打者一巡の猛攻でいきなり6点を挙げた(サイモンもセンターへのタイムリー安打を放った)。
ところが1点を返された後の2回1死一、二塁のピンチで、二塁を守っていたサイモンは打球をグラブで弾いてしまう。ボールはファウルグラウンドを転々とする間に二塁ランナーが生還。ボールをつかんだサイモンの捕手への送球も大きく逸れ、この間に2人目のランナーがホームを踏んだ。
サイモンのミスはここで終わらなかった。パドレスがさらに2点を追加し、1点差となった4回。先頭のタイラー・ウェイドの打球をまたもサイモンがエラーして同点のランナーを出すと、続くフェルナンド・タティースJr.のゴロを捕球した後の二塁への送球が大暴投に。スコアリングポジションに進んだウェイドがこの後生還し、ついに同点となってしまったのだ。
このイニングが終わる頃には、目に涙を浮かべていたサイモン。ダグアウトに戻った彼は取り乱した様子で、そのままクラブハウスまで駆け込んでしまった。続く5回のフィールドに彼の姿はなく、結局マーリンズは6対8で敗れた。
この惨状には、対戦相手パドレスのラジオアナウンサーも同情。「あんなことが起きてほしいとは誰も思わない。チームメイトやコーチたちの支えを受けて、彼が立ち直ってくれることを願う」とXに投稿した。
2018年にカブスと契約したサイモンはその2度トレードされ、昨オフはレイズからマイナーFAとなってマーリンズに加入。25歳の誕生日を迎えた4日後の今年4月21日に念願のメジャーデビューを果たしたばかりだった。
今回のミスに挫けることなく、雪辱を目指してほしいものだ。
構成●SLUGGER編集部
【動画】不甲斐ないエラーの連続で涙するサイモン