ニューヨーク・メッツの千賀滉大は、メジャー2年目の今季5勝3敗、ナ・リーグ1位の防御率1.46をマーク。かつてのチームメイトであり、MLBニューヨーク・メッツやNPBのヤクルトなどでプレーした五十嵐亮太氏が自身のYouTubeチャンネルで、千賀の好調の要因を解説した。
五十嵐氏は今シーズンの千賀の投球について「真っすぐ(ストレート)、カットボール、フォークボールの3つが基本で、(怪我のため)去年1年間ほぼ投げていない(けれど)、昨年のピッチングと比較した場合に割合で増えたのはシンカーなんですよ」と言及。今季はシンカーの使用頻度が顕著に増え、配球の幅がさらに広がったことを語った。
しかし、千賀の代名詞のフォークボールは、「相手バッターの頭の中にもあるし...見極めを結構されてたんですよ」と語り、フォークに頼りすぎる投球が読まれやすくなっていたことを指摘。続けて「フォークが頭にある中、カットボールを入れることによって、よりフォークが生きてきた。バッターとしてはそんなに頭にないカットボールがあるから、千賀のその良さが際立った」と説明した。
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千賀が今年さらに磨きをかけたのが、スライダーやスイーパーなど横変化系の球種だと同氏は語る。「このスイーパーでも、横曲がりのスライダーはいいんだけど、真っすぐよりもこっち(外側)に出さない。同じような軌道から曲げる、同じ軌道から落とす」と出だしの軌道をストレートに見せかけることで、打者の判断を遅らせる工夫が施されているようだ。
これにより、「真っすぐがしっかりしてる中での他の変化球の使い方っていうところも上手い」と、千賀の「組み立ての巧さ」が際立っていると同氏は評価した。
さらに同氏は「千賀が大事にしてるのは、“打球で捉えた当たり”。ヒットにならなかったとしても、しっかり捉えてる当たりは長打になる可能性がある。抑えてるところよりも、芯で捉えられてないところ、打球スピードであったり、打球を捉えてないところを見てる」と千賀が意識しているポイントを分析し、こう高く評価した。
「バッターの強く打てるポイント、ここを外すのも上手い」
最後に五十嵐氏は、千賀の好調を支える要素のひとつとして、あるこだわりも指摘した。
「自分に合う練習方法や修正方法をすごく知ってたと思う。キャッチボール見てても『なんだその投げ方』とか『なんでそこを意識してるんだろう』と感じた。軸を残しながら後ろで回転させるとか、練習での修正方法がすごく細かかった」
五十嵐氏も絶賛する、千賀の自己流の練習法や意識でこの調子を維持し続けることはできるのか。今後のパフォーマンスも楽しみだ。
構成●THE DIGEST編集部
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五十嵐氏は今シーズンの千賀の投球について「真っすぐ(ストレート)、カットボール、フォークボールの3つが基本で、(怪我のため)去年1年間ほぼ投げていない(けれど)、昨年のピッチングと比較した場合に割合で増えたのはシンカーなんですよ」と言及。今季はシンカーの使用頻度が顕著に増え、配球の幅がさらに広がったことを語った。
しかし、千賀の代名詞のフォークボールは、「相手バッターの頭の中にもあるし...見極めを結構されてたんですよ」と語り、フォークに頼りすぎる投球が読まれやすくなっていたことを指摘。続けて「フォークが頭にある中、カットボールを入れることによって、よりフォークが生きてきた。バッターとしてはそんなに頭にないカットボールがあるから、千賀のその良さが際立った」と説明した。
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千賀が今年さらに磨きをかけたのが、スライダーやスイーパーなど横変化系の球種だと同氏は語る。「このスイーパーでも、横曲がりのスライダーはいいんだけど、真っすぐよりもこっち(外側)に出さない。同じような軌道から曲げる、同じ軌道から落とす」と出だしの軌道をストレートに見せかけることで、打者の判断を遅らせる工夫が施されているようだ。
これにより、「真っすぐがしっかりしてる中での他の変化球の使い方っていうところも上手い」と、千賀の「組み立ての巧さ」が際立っていると同氏は評価した。
さらに同氏は「千賀が大事にしてるのは、“打球で捉えた当たり”。ヒットにならなかったとしても、しっかり捉えてる当たりは長打になる可能性がある。抑えてるところよりも、芯で捉えられてないところ、打球スピードであったり、打球を捉えてないところを見てる」と千賀が意識しているポイントを分析し、こう高く評価した。
「バッターの強く打てるポイント、ここを外すのも上手い」
最後に五十嵐氏は、千賀の好調を支える要素のひとつとして、あるこだわりも指摘した。
「自分に合う練習方法や修正方法をすごく知ってたと思う。キャッチボール見てても『なんだその投げ方』とか『なんでそこを意識してるんだろう』と感じた。軸を残しながら後ろで回転させるとか、練習での修正方法がすごく細かかった」
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