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衝撃を受けた日本開幕戦での大人気ぶり、復活を控えた“二刀流”には一抹の懸念も? 『SHOW-TIME3.0』の著者が見たドジャース2年目の大谷翔平<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2025.05.30

大谷の投手復帰はオールスター後の見込みとされるが、果たしてドジャースでは初めての“二刀流”はどのような結果になるのだろうか? (C)Getty Images

大谷の投手復帰はオールスター後の見込みとされるが、果たしてドジャースでは初めての“二刀流”はどのような結果になるのだろうか? (C)Getty Images

  2024年の大谷翔平(ドジャース)の活躍ぶりを克明に記した書籍『SHO-TIME 3.0 大谷翔平 新天地でつかんだワールドシリーズ初制覇』(徳間書店刊)。その著者であるドジャースのビートライター、ビル・プランケット(『オレンジカウンティ・レジスター』紙)がインタビューに応じ、25年序盤の大谷を見ての印象を語ってくれた。

【画像】プランケット氏が筆を取った『SHO-TIME 3.0 』好評発売中!

――今季のここまでを振り返って印象に残っている出来事はありますか?

「やはり東京シリーズが印象深いですね。私個人としても、日本への旅行はすごく楽しかったし、何よりどこを見ても大谷、大谷、大谷……広告などが彼の写真で埋め尽くされていました。あれだけのスーパースターですから、日本でも彼が人気者なのは分かっていたつもりですが、正直言ってここまでとは思いませんでした。

 東京ドームでの試合も、まだ練習だというのにファンが大谷を求めて大挙来場していた。実は東京シリーズは2試合ともカブスの主催だったのですが、そんな事実がかすんでしまうほどに、大谷の人気ぶりはものすごかったですよね」
 
――今季序盤も相変わらず圧倒的な打棒を披露していますが、大谷のバッティングに何か変化はありますか?

「昨季と比べて、彼の最大の強みである打球速度の速さには陰りがありません。その他のデータも参照してみましたが、特に昨季と比べて目立った変化はあまり見られないように感じます。つまり、昨季と変わらずメジャー最強クラスの打者だということですね。

 ただ、相変わらず圧倒的な打棒を見せていますが、一つ気がかりがあるとすれば……5月17日の試合前に、ブルペンで50球のピッチング練習をしましたよね? これは1イニングを25球として、2イニングの実践を想定しての投球でしたが、その日のエンジェルス戦は6打数0安打でした。今後ピッチングに意識を向けることで、打撃に影響が出るかもしれない、というのは感じましたね」
 

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