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惨敗も孤軍奮闘の怪物ジャッジ、圧巻2発で米記者が驚異の“MLB最多記録”を指摘! 「また本塁打が出た」

THE DIGEST編集部

2025.06.01

大谷に1本差に迫る21号を放ったジャッジ。(C) Getty Images

 怪物スラッガーが孤軍奮闘の2発だ。

 ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが現地5月31日(日本時間1日)、敵地でのロサンゼルス・ドジャース戦に「2番・DH」で先発出場し、1試合2本塁打を含む4打数3安打2打点と躍動。チームが2対18の大敗を喫したなか、本塁打ランキングでMLBトップタイの大谷翔平らに1本差と肉薄し、同3位、ア・リーグ2位につけた。

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 まず1本目は4回先頭の第2打席、ドジャースの先発右腕ランドン・ナックと対峙すると、初球フォーシームを完璧にとらえ、これが左翼席に飛び込む20号ソロに。さらに、8回1死走者なしの第4打席では、3番手右腕クリス・ストラットンの初球カーブを振り抜き、左中間席へ豪快な21号ソロを叩き込んだ。ジャッジが1試合2本塁打以上を放つのは、今季3度目だ。

 この活躍ぶりを受け、米ニューヨーク州地元紙『New York Daily News』のゲイリー・フィリップス記者は、「ジャッジにまた本塁打が出た。今季21号だ」とX上で速報。米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は、「ジャッジがショーを見せている」「MLB首位のショウヘイ・オオタニにあと1本と迫った」と反応している。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によれば、通算1050試合目ながら42回目のマルチ本塁打は、1200試合時点でのMLB最多記録をすでに更新しており、他のどの選手よりも3回多いという。また、この通算42回という数字は、ヤンキースではベーブ・ルース(68回)、ミッキー・マントル(46回)、ルー・ゲーリッグ(43回)に次ぐ球団史上4位の記録だという。

 チームが惨敗した中でその存在感を示し続けているジャッジ。現地6月1日のカード最終戦でもそのパフォーマンスに注目だ。

構成●THE DIGEST編集部
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