ロサンゼルス・ドジャースの若手アンディ・パヘス外野手が好調だ。現地６月２日から行なわれたニューヨーク・メッツとの４連戦で17打数７安打１本塁打をマーク。シーズン序盤の大不振がウソのような活躍を続けている。

【動画】ド軍パヘスがグラウンドに落ちている“謎の物体”を拾い...フェンスの外にダンクシュート⁉ 　昨季MLBデビューを果たした24歳のパヘスは、対左腕で打率.357、OPS.917と驚異的な成績を残して４年ぶり８度目の世界一に貢献した。ただ、２年目の今季序盤は打率１割台と低迷。守備では飛球を見失うなど攻守で精彩を欠き、現地記者からは「（マイナーに）降格させるべきだ」との厳しい声も少なからず上がっていた。

　しかし、現地４月22日のシカゴ・カブス戦でパヘスはついに覚醒。３号ソロホームランを含む４打数２安打を記録すると、その後も活躍を続けて５試合で20打数12安打、３本塁打、６打点を叩き出し、リーグ週間MVPを受賞した。

　現在の打率は.289（リーグ12位タイ）、12本塁打（同）、39打点（同14位タイ）、OPS.832（同17位）と一線級の成績。シーズン序盤の不振を吹き飛ばす活躍で、ときには４番に座ることもあり打線の中軸を担う場面も増えている。

　そんな24歳の若手プレーヤーについて、指揮を執るデーブ・ロバーツ監督は以下のようにその好調ぶりを称賛した。

「彼はとても良いスイングを見せているよ。自信というのは本当に重要だ。オールスター選手のようにプレーしているよ」

　また、指揮官の発言を紹介したドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン氏はXのポスト内で、「今季最も優秀なオールラウンド外野手の一人だ」とパヘスを絶賛。もはやチームに欠かせない選手だと主張した。

　大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマンの「MVPトリオ」を筆頭に多くのスター選手が揃うドジャースの中で、期待の若手からチームの主力に成長しつつあるキューバ出身の24歳が今後、どのようなキャリアを歩んでいくのか。非常に楽しみだ。

構成●THE DIGEST編集部

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