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ドジャース、放出したWS胴上げ投手ビューラーを再獲得か「10月のヒーローがLAに戻るかもしれない」複数の著名記者が指摘

THE DIGEST編集部

2025.06.07

24年ワールドシリーズの胴上げ投手となったビューラー。今季は新天地のレッドソックスでプレーしている。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの一員として2024年のワールドシリーズで胴上げ投手になったウォーカー・ビューラーに、ドジャース復帰の可能性があるようだ。

 24年シーズン終了後にFAとなったビューラーは、1年2105万ドル(約33億円)でボストン・レッドソックスと契約。ドジャースの生え抜き右腕は初の移籍で迎えた25年シーズン、10度の先発登板で4勝4敗、防御率5.18の数字を残している。

 そんななか、米放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者が7月末のトレード期限に起こりうる各球団の動きを予想。ドジャースの「獲得選手」として、新天地で投球回数を重ねるビューラーの名前を挙げたのだ。

 パッサン記者は「ドジャースは10月を見据えている」とし、「ポストシーズンに最強のチームを編成したいと考えている。フロントは昨年のプレーオフでビューラーが変貌した姿を目の当たりにした。メッツ戦(ナ・リーグ優勝決定シリーズ)での4イニング無失点投球、ヤンキース戦(ワールドシリーズ)での5イニング無失点、さらにリリーフとして登板し、胴上げ投手となった」と、昨年のビューラーの雄姿を振り返った。

【動画】ビューラーが9回に登板し、胴上げ投手となった名シーン!
 
 ビューラーのドジャース復帰説は、あながち荒唐無稽な話ではないかもしれない。米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者もまた、ビューラーがドジャースと再契約する可能性に触れているのだ。

「10月のヒーロー、ビューラーが冬に2000万ドルのオファーを出したロサンゼルスに戻るかもしれない」

 周知の通りドジャースは先発投手に負傷者が続出。ローテーションを回すのに苦労している。一方のレッドソックスは30勝25敗でア・リーグ東地区の4位(現地6月6日時点)と、下位に位置している(1位がニューヨーク・ヤンキース、2位タイがタンパベイ・レイズとトロント・ブルージェイズ、5位がボルティモア・オリオールズ)状態だ。

 ビューラーがドジャースに戻ってくる条件としてパッサン記者は、「レッドソックスの崩壊」を挙げたが、このままレッドソックスが浮上できなければ、新戦力右腕のロサンゼルス帰還が実現するかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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