ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが、とんでもないシーズンを送るかもしれない。米メディア『FanSided』のザカリー・ロットマン記者は現地6月8日、「歴史的なOPS」と題した記事で、ジャッジの特異性に言及した。
「ジャッジの数字は、日に日に印象的になっている。近年だけでなく、歴史上、誰も達成していない領域に踏み入っているのは周知の事実。8日の試合で4打数3安打、2本塁打、4打点、1四球、3得点を記録し、いまやOPSは驚異の1.264を誇っている。リーグ平均のOPSは.710。ある統計ではジャッジが今後の201打席で無安打、無四死球、犠飛0となれば、OPSは.710まで下がる。それほど、いまのジャッジのOPSは信じられないものだ。いかに異次元の存在であるかを物語っている」
今季のジャッジは、出場64試合で打率.396、23本塁打、55打点、出塁率.493、長打率.771、OPS1.264。「たしかに過去にも打率4割を狙った選手はいたが、58本塁打ペースの選手はいなかった。端的に言えば、ジャッジは史上最高のシーズンを記録するペースにある。かつてないほどの“投高打低”時代に、歴史的な数字を残そうとしている」と、ロットマン記者は続けている。
【動画】ジャッジが逆方向に放った22号&23号アーチ!
「ジャッジがOPS1.200以上でシーズンを終えれば、2004年のバリー・ボンズ(OPS1.422)以来、1.200を超える選手となる。マイク・トラウト、ミゲル・カブレラ、アレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルスといった往年の名選手でさえ、この数字を達成したことはない。また、OPS1.264は、昨シーズンの1.159より100ポイント以上、62本塁打を記録した22年シーズンの1.111より150ポイント以上高い数字となる。過去にも輝かしいシーズンをおくったが、今年のジャッジは、それらをはるかに凌駕しているのだ」
最後にロットマン記者は「ジャッジはいま、地球上で最高の選手」と形容し、「彼の本塁打ラッシュはまだ始まったばかり。こんな素晴らしいプレーは二度と見られないかもしれない」と、今後のさらなる打棒に期待した。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】シアトルのコーヒー店でファンに囲まれたジャッジ「問題はこの身長だ。もう少し背が低ければ…」米紙独占インタビューで告白
【記事】「たった一晩だけの出来事じゃない」ヤ軍ジャッジの“止まらぬ快進撃”に同僚スラッガーも脱帽「やり続けてきたから、地球上で最高の打者と言える存在なのだろう」
「ジャッジの数字は、日に日に印象的になっている。近年だけでなく、歴史上、誰も達成していない領域に踏み入っているのは周知の事実。8日の試合で4打数3安打、2本塁打、4打点、1四球、3得点を記録し、いまやOPSは驚異の1.264を誇っている。リーグ平均のOPSは.710。ある統計ではジャッジが今後の201打席で無安打、無四死球、犠飛0となれば、OPSは.710まで下がる。それほど、いまのジャッジのOPSは信じられないものだ。いかに異次元の存在であるかを物語っている」
今季のジャッジは、出場64試合で打率.396、23本塁打、55打点、出塁率.493、長打率.771、OPS1.264。「たしかに過去にも打率4割を狙った選手はいたが、58本塁打ペースの選手はいなかった。端的に言えば、ジャッジは史上最高のシーズンを記録するペースにある。かつてないほどの“投高打低”時代に、歴史的な数字を残そうとしている」と、ロットマン記者は続けている。
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「ジャッジがOPS1.200以上でシーズンを終えれば、2004年のバリー・ボンズ(OPS1.422)以来、1.200を超える選手となる。マイク・トラウト、ミゲル・カブレラ、アレックス・ロドリゲス、アルバート・プホルスといった往年の名選手でさえ、この数字を達成したことはない。また、OPS1.264は、昨シーズンの1.159より100ポイント以上、62本塁打を記録した22年シーズンの1.111より150ポイント以上高い数字となる。過去にも輝かしいシーズンをおくったが、今年のジャッジは、それらをはるかに凌駕しているのだ」
最後にロットマン記者は「ジャッジはいま、地球上で最高の選手」と形容し、「彼の本塁打ラッシュはまだ始まったばかり。こんな素晴らしいプレーは二度と見られないかもしれない」と、今後のさらなる打棒に期待した。
構成●THE DIGEST編集部
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