７月31日に迫るトレード期限を前に、米メディアでは数多の移籍の噂が飛び交っている。あのチームにこの選手がぴったりはまる、このチームはこんな選手を獲得したい、チームのニーズに合うのはこの選手――などといった内容だ。

　そうした多くの記事に選手とともに登場するのが、各チームの編成を担うGMら球団幹部の名前だ。チームを強化するために現場の声を聞き、各球団とトレード交渉を行ない、選手の入れ替えを実施する編成担当者に、米メディア『FanSided』がスポットを当てた。

　同メディアは現地６月11日、「MLBのGM信頼度ランキングTOP10」と題した記事を公開。「７月31日のトレード期限まであと７週間。多くの噂話がメディアを賑わせ、多くのファンを交えて多いに盛り上がっている。さて今回は移籍する可能性のある選手ではなく、選手を動かす立場の人物について記したい。あなたの応援するチームが売り手になるのか、買い手になるのかにかかわらず、トレード期限までにチームに勝利をもたらすであろうMLB幹部を紹介しよう」と記し、10人の編成担当者の名前を挙げた。

　数いるGMや編成担当者のなかから１位に選んだのが、ロサンゼルス・ドジャースのアンドリュー・フリードマン編成本部長だった。「現時点で、疑いの余地なく評価されるべき人物だ。FAであれ、トレードであれ、彼が手掛けるほぼすべてが実になっている。24年のトレード期限にはジャック・フラハティを獲得。これが素晴らしい補強となった。今年もふたたびトレード市場で積極的な活躍が期待されている」と評し、とりわけ崩壊気味の投手陣の補強を期待した。

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  　２位以下の順位は次のとおり。

２位 デビッド・スターンズ（メッツ）
３位 ブライアン・キャッシュマン（ヤンキース）
４位 AJ・プレラー（パドレス）
５位 アレックス・アンソポロス（ブレーブス）
６位 デーブ・ドンブロウスキ（フィリーズ）
７位 スコット・ハリス（タイガース）
８位 マイク・ヘイゼン（ダイヤモンドバックス）
９位 エリック・ニアンダー（レイズ）
10位 バスター・ポージー（ジャイアンツ）

　24年のトレード期限までにドジャースは、フラハティをはじめ、マイケル・コーペック、トミー・エドマンらを獲得。他球団では、菊池雄星（ブルージェイズ→アストロズ）、ジャスティン・ターナー（ブルージェイズ→マリナーズ）、ホルヘ・ソレア（ジャイアンツ→ブレーブス）、タナー・スコット（マーリンズ→パドレス）、ジャズ・チゾムJr.（マーリンズ→ヤンキース）、ランディ・アロザレーナ（レイズ→マリナーズ）らがトレード移籍した。はたして今年はトレード期限までに、どのような移籍がまとまるのか。各球団の編成責任者、GMの手腕が問われる。

構成●THE DIGEST編集部

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