今季、ヒューストン・アストロズから１年1500万ドル（約22億円）でサンフランシスコ・ジャイアンツに加入したジャスティン・バーランダー。通算262勝、サイ・ヤング賞を３度受賞した輝かしい経歴を持つが、いまだジャイアンツでの白星はない。

　現地18日（日本時間19日）、右胸筋の痛みにより15日間の故障者リスト入りしていたバーランダーは、クリーブランド・ガーディアンズ戦で復帰登板を果たした。この試合で４回2/3を投げ83球、被安打７、奪三振６、１四球、４失点（自責点３）という内容。０対４とリードを許したところで降板し、チームは最終的に２対４で敗れた。
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  　登板後、バーランダーは米放送局『ESPN』に対し「マウンドに戻れて良かった。もちろん内容にはムラがあった。もっとチームに勝つチャンスを与えたかったが、ボールの感触自体は悪くなかった。今後、安定感が戻ることを願う」と振り返った。

　さらにバーランダーは「今季は、リズムを見つけるまでが精神的に本当に大変だった。でも今日の試合に関しては、“自分の体は大丈夫か”という不安を乗り越えられたように思う」と、苦悩しながらも前向きな姿勢を示した。

　バーランダーは今季ここまで11試合に先発し、０勝４敗、防御率4.45を記録。42歳の右腕は、次の登板でジャイアンツでの初勝利を飾ることができるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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