現地6月17日、MLBシアトル・マリナーズ傘下の3Aタコマは藤浪晋太郎を自由契約にしたと発表した。日本人右腕の退団報道には隣国メディアが異例の注目を注いでいる。
【動画】マリナーズ3Aで奮投した藤浪晋太郎
藤浪は今年1月にマリナーズとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待参加していた。しかし開幕前にメジャー契約を勝ち取ることができず、マリナーズ傘下のトリプルAで開幕を迎えた。マイナーではここまで中継ぎとして21試合に登板して2勝1敗。防御率は5.79と苦戦していたが、直近8試合は連続無失点と好調をキープ。メジャー昇格に向けて必死のアピールを続けていたが、本人も想定外のタイミングでまさかの自由契約となった。
剛腕の自由契約には韓国メディア『OSEN』が反応を示している。「大谷翔平のライバル→マイナー放出選手に転落」「160キロのファイヤーボーラーはMLBを放棄して日本に復帰か?」と辛辣な見出しを打ち、藤浪のリリースを報じている。
記事の中では「日本に復帰するかどうか関心が集まっている」と言及。かつては大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とライバル関係を築くほど期待された実力者で、投手としての素質は「大谷を上回る評価もあった」とも付け足す。「球速160キロを超える藤浪の剛速球は多くのファンを魅了した。しかし、野球以外の面で様々な論争に悩まされ、自分の実力を完全に発揮することはできなかった」とプロ入り後、両者の立場は完全に逆転。実力差はどんどん広がる一方だと痛烈に指摘している。
その後はポスティングシステムを利用して憧れのメジャー移籍を果たすも、NPB時代からの課題であった制球難の苦闘に触れ、「MLBで3シーズンの間、思い描いた実績を残せなかった藤浪は日本に復帰する可能性も小さくない状況だ」と記し、その動向に注視している。
同じく韓国のスポーツメディア『マイデイリー』は「“大谷のライバル”という称号はもったいない...日本が誇る160キロの剛速球投手は結局シアトルで解雇され、荷物をまとめた」と、こちらも厳しいタイトルで日本人右腕を酷評。「今季を含め、2シーズン連続でメジャーリーグから昇格を果たしていない事実は、藤浪が魅力的なカードではないことを示す要素だ。はたして藤浪の選択肢はどこになるのか。NPBへの復帰、もしくはメジャーへの昇格を目標にアメリカでキャリアを積むという2つの選択肢のどちらかになるだろう」との見通しを立てている。
大きな岐路に立たされた藤浪。彼の代理人を務めるスコット・ボラス氏は日本の球団を含めてすべての可能性を示唆しており、右腕の行方は小さくない話題となっている。
構成●THE DIGEST編集部
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藤浪は今年1月にマリナーズとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待参加していた。しかし開幕前にメジャー契約を勝ち取ることができず、マリナーズ傘下のトリプルAで開幕を迎えた。マイナーではここまで中継ぎとして21試合に登板して2勝1敗。防御率は5.79と苦戦していたが、直近8試合は連続無失点と好調をキープ。メジャー昇格に向けて必死のアピールを続けていたが、本人も想定外のタイミングでまさかの自由契約となった。
剛腕の自由契約には韓国メディア『OSEN』が反応を示している。「大谷翔平のライバル→マイナー放出選手に転落」「160キロのファイヤーボーラーはMLBを放棄して日本に復帰か?」と辛辣な見出しを打ち、藤浪のリリースを報じている。
記事の中では「日本に復帰するかどうか関心が集まっている」と言及。かつては大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)とライバル関係を築くほど期待された実力者で、投手としての素質は「大谷を上回る評価もあった」とも付け足す。「球速160キロを超える藤浪の剛速球は多くのファンを魅了した。しかし、野球以外の面で様々な論争に悩まされ、自分の実力を完全に発揮することはできなかった」とプロ入り後、両者の立場は完全に逆転。実力差はどんどん広がる一方だと痛烈に指摘している。
その後はポスティングシステムを利用して憧れのメジャー移籍を果たすも、NPB時代からの課題であった制球難の苦闘に触れ、「MLBで3シーズンの間、思い描いた実績を残せなかった藤浪は日本に復帰する可能性も小さくない状況だ」と記し、その動向に注視している。
同じく韓国のスポーツメディア『マイデイリー』は「“大谷のライバル”という称号はもったいない...日本が誇る160キロの剛速球投手は結局シアトルで解雇され、荷物をまとめた」と、こちらも厳しいタイトルで日本人右腕を酷評。「今季を含め、2シーズン連続でメジャーリーグから昇格を果たしていない事実は、藤浪が魅力的なカードではないことを示す要素だ。はたして藤浪の選択肢はどこになるのか。NPBへの復帰、もしくはメジャーへの昇格を目標にアメリカでキャリアを積むという2つの選択肢のどちらかになるだろう」との見通しを立てている。
大きな岐路に立たされた藤浪。彼の代理人を務めるスコット・ボラス氏は日本の球団を含めてすべての可能性を示唆しており、右腕の行方は小さくない話題となっている。
構成●THE DIGEST編集部
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