先発陣に故障者が続出しているロサンゼルス・ドジャースが、トレード期限までに投手を補強する可能性があるようだ。

『MLB.com』のマーク・フェインサンド記者は、ドジャースがピッツバーグ・パイレーツの左腕アンドリュー・ヒーニーを獲得する可能性を示唆したのだ。

　パイレーツの投手といえば、ポール・スキーンズにも移籍の噂が挙っているものの、2029年まで契約が残っているため、現実的ではない。そんななか同じパイレーツのヒーニーの名前が浮上してきた。

　ロサンゼルス・エンジェルスやニューヨーク・ヤンキース、さらにはドジャースにも在籍していた34歳のヒーニーは、テキサス・レンジャーズを経て今シーズンからパイレーツに加入。14度の登板で３勝５敗、防御率3.33と結果を出しており、１年525万ドル（約7.6億円）の契約面も、ドジャースにとって都合がいいという。

　フェインサンド記者は、「ドジャースのニーズに合致する。スキーンズが近いうちに移籍することはないだろうから」と伝え、『BALLCAP Sports』のジム・ライリー記者も「ドジャースにとっていい補強になる」と報じた。

　米メディア『Athlon Sports』のジェイコブ・マウントズ記者もドジャースとヒーニーの組み合わせについて、「どちらかと言えば、ドジャースはブルペン補強に重点を置くべきだ。しかし、役に立つのならヒーニーの起用でも問題ないだろう」と報道。

　さらに「パイレーツのミッチ・ケラーも補強候補に挙がる可能性があるが、彼は28年まで契約を結んでいるため、１年525万ドルのヒーニーのほうが、いい選択肢になるだろう」と伝えた。

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  　ブレイク・スネル、タイラー・グラスノー、佐々木朗希、トニー・ゴンソリンが負傷者リスト入りしているなか、大谷翔平が投手復帰したとはいえ、まだ多くのイニングを投げることはできない。

　山本由伸、クレイトン・カーショウ、ダスティン・メイ、エメット・シーハン、ブルペン陣で先発をやり繰りしているドジャースについて、米メディアは多くの投手を補強候補に挙げてきた。

　昨シーズンのワールドシリーズ制覇に貢献したウォーカー・ビューラー（ボストン・レッドソックス）をはじめ、サンディ・アルカンタラ（マイアミ・マーリンズ）、ザック・リテル（タンパベイ・レイズ）、セス・ルーゴ（カンザスシティ・ロイヤルズ）。菅野智之（ボルティモア・オリオールズ）の名前が報じられたこともあった。

　現地７月31日のトレード期限までに、はたしてドジャースはどのような動きを見せるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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