現地６月19日、ピート・クロウ＝アームストロング（カブス）がブルワーズ戦の初回に20号２ランを放ち、23盗塁と合わせてシーズン20本塁打＆20盗塁（20－20）に到達した。

　カブスではこれまでに12人が20－20を達成しているが、アームストロングの23歳と87日での到達は最年少記録。さらに、73試合目での到達はMLB全体でも歴代４位タイで、かつ球団史上最速となる。昨季史上初の50－50を達成した大谷翔平（ドジャース）ですら88試合目の達成だったことを考えると、これは驚異的なペースと言える。これにはファンも「史上最高の選手だ！」「MVPCA！」と惜しみない称賛を贈った。
 
　162試合に換算すると、44本塁打＆51盗塁ペース。カブスの歴史では30－30すらサミー・ソーサ（２度達成）の一人しかおらず、40－40は一人もいない。また、昨季の大谷に次ぐMLB史上２人目の50－50にも、もしかしたら届くかもしれない。

　なお、PCAは19日時点でWAR（Baseball Reference版）もリーグ最多の4.3を数えており、40－40達成ならMVP受賞も現実味を帯びてくる。果たしてファンの望むように「MVPCA」を実現することができるだろうか。

構成●SLUGGER編集部

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