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プロ野球

柴田竜拓はDeNA課題のセンターラインを担えるか?来日中のビスケルから学ぶ「自然な動き」

小中翔太

2020.02.07

来日中のビスケルに守備のアドバイスを受けている柴田。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

来日中のビスケルに守備のアドバイスを受けている柴田。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 メジャーで11度のゴールドグラブ賞を誇る名手・ビスケル氏が来日、連日DeNAキャンプで守備のアドバイスを送っている。

 ビスケル氏とラミレス監督は、インディアンス時代のチームメイトで出身国も同じベネズエラ。指揮官のつながりで実現したこの貴重な機会を生かすべく守備の要のひとり、柴田竜拓が守備力に磨きをかけている。

「体の使い方やバランスを教えてもらって、より自然な動きができるんじゃないかな。新しいことを教えてもらって自分の引き出しにしたいなと思います」。

 もともと、巧みなグラブ捌きと素早い動きには定評がある。よりスムーズさが増せば失策減だけでなく併殺増も期待できるだろう。
 
 これまでのチームの主軸は筒香、ソト、ロペス、宮崎が担っており、ポジションで見ればセンターラインが泣き所だ。昨季の柴田は打撃面で成長を見せ、オールスター後の打率は.338。シーズン通してもOPS.705を記録している。ビスケル氏のアドバイスで守備を磨き、昨季の後半以上に打撃が成長すればレギュラー不在のポジションが強力なストロングポイントに変わるはずだ。

 打撃練習では長打になりそうな飛球をいくつも飛ばしている。俊足巧打の選手によく見られる無理やり叩きつけてのゴロではない。

「打球がどれだけヒットゾーンに飛ぶか、練習でできないと試合でもできない思うんで、その辺もうちょっと突き詰めてやりたいなと思います。強い打球の方がヒットになりやすいですし、プロで活躍している人って絶対強く振れる人が残っているので、そこをしっかり強化していきたいと思ってます」。

 セカンドのポジションを争う中井、伊藤裕らは打力が売りの右打者。ライバルたちに打撃面で遅れをとると、いくら守備力を磨いても終盤の守備固め要員で終わってしまう。非力な左打者から意外性を秘めた伏兵へ、打撃面でも譲るつもりはない。
 
「第2クールは実戦も入ってくるんですけど、やってきたことをしっかりやるだけ。変に力んだりすると良いプレーはできないので、しっかり準備してやれたらなと思います。僕自身もそうですし、チームもファンの皆さんも幸せなシーズンにしたいです」
 
 DeNAの失策数65はリーグ2位、この数字を大きく改善することは難しいが、一発の出やすい球場を本拠地としているだけに無駄な走者を出していては勝てるはずの試合を落とすだろう。

 そんなチーム事情にあって、柴田の存在は大きな鍵を握る。

 身長167センチのセカンドの存在感が誰より大きくなった時、球団史上初のセ界の頂点が見えてくる。

取材・文●小中翔太
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【著者プロフィール】
こなか・しょうた/1988年1月19日生まれ。京都府宮津市出身。大学野球連盟で学生委員を務め裏方の道へ。関西を中心に活動しウェブ媒体や雑誌に寄稿する。
 

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