現地6月16日のサンディエゴ・パドレス戦での先発復帰に続き、現地6月22日のワシントン・ナショナルズ戦に中5日で登板した大谷翔平について、ロサンゼルス・ドジャースは今後も慎重に投手調整を行なう方針のようだ。
地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者が現地6月23日、「ドジャースが大谷の投手調整を急がない理由」と題した記事で言及した。
ハリス記者は2試合をそれぞれ1イニングの登板に終わった大谷について、「今後の予定は依然として不確実性に包まれている。再びマウンドに戻った大谷の今後の準備は、どのようなものになるのか疑問が残る」を記載。「徐々に進めているつもりです」と大谷のコメントを続けた。
ハリス記者が疑問に感じたのは、ナショナルズ戦でも1イニングを終えた時点で大谷が降板した点。「パドレス戦では28球を投げて、2安打1失点とやや苦しんだが、次のナショナルズ戦は18球を投げて2奪三振、無失点」と記し、「全体的に、前回の登板に比べてかなりリラックスできました。投球時の体の動きは、投手コーチと練習してきたことで、今回はずっと良い感触を得られました」と大谷の試合後のコメントを紹介した。
「しかし、大谷は1イニングを投げ終えた時点でマウンドから降りた。復帰初戦とくらべて投球パフォーマンスと投球効率は向上したものの、大谷本人とチームは1イニングだけの投球を決めていたことが判明した」
ドジャースは投手・大谷の本格的な復帰に向けて、慎重な姿勢を貫いている。デーブ・ロバーツ監督は「基盤を作り上げる段階。急ぐ意味はない」と説明。ハリス記者は「これが大谷の将来がどうなるのかという現実を知らせるもの。当面、チームは慎重かつ計画的に、段階的なペースで大谷の投球負荷に対処することになる」と伝えた。
【動画】2度目の先発となったナショナルズ戦で好投した大谷
「ロバーツ監督は、“いつになったら、投手・大谷が万全の体制を整えられるのか?”という質問に対して、“未定だ”と返答した。指揮官は“つねに慎重になるつもりだ。どういう状態が万全の体制といえるのか、私にも分からない。ショウヘイは通常の先発投手ではない。だから6イニングで90球を投げる状況に辿り着けるのかさえ、わからない”と答えている」
当面の間、大谷はオープナーとして短いイニングだけを担うと予想されている。「いつになったら長いイニングを投げるのだろうか。この疑問の答えは、時が経てばわかるだろう。大谷もドジャースも、二刀流に復帰して身体にどのような反応がでるのか把握するまで、いかなる答えも出すつもりはないようだ」とハリス記者は見通した。
「まだ情報収集の段階だ。しかしこの先、状況が見えてくれば話は変わってくるかもしれない」とロバーツ監督は語ったように、投手・大谷の本格復帰は、慎重に慎重を重ねたうえで進んでいくようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「煽ってるのか?」パドレス監督の“説教コメント”が大炎上!クリーンな試合要求にド軍ファン総ブーイング「お前ら次第だ」
【記事】ついに実戦復帰! ド軍右腕が“肩炎症”から約2か月ぶりのマウンド、リハビリ初戦は2回無失点で順調発進
地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者が現地6月23日、「ドジャースが大谷の投手調整を急がない理由」と題した記事で言及した。
ハリス記者は2試合をそれぞれ1イニングの登板に終わった大谷について、「今後の予定は依然として不確実性に包まれている。再びマウンドに戻った大谷の今後の準備は、どのようなものになるのか疑問が残る」を記載。「徐々に進めているつもりです」と大谷のコメントを続けた。
ハリス記者が疑問に感じたのは、ナショナルズ戦でも1イニングを終えた時点で大谷が降板した点。「パドレス戦では28球を投げて、2安打1失点とやや苦しんだが、次のナショナルズ戦は18球を投げて2奪三振、無失点」と記し、「全体的に、前回の登板に比べてかなりリラックスできました。投球時の体の動きは、投手コーチと練習してきたことで、今回はずっと良い感触を得られました」と大谷の試合後のコメントを紹介した。
「しかし、大谷は1イニングを投げ終えた時点でマウンドから降りた。復帰初戦とくらべて投球パフォーマンスと投球効率は向上したものの、大谷本人とチームは1イニングだけの投球を決めていたことが判明した」
ドジャースは投手・大谷の本格的な復帰に向けて、慎重な姿勢を貫いている。デーブ・ロバーツ監督は「基盤を作り上げる段階。急ぐ意味はない」と説明。ハリス記者は「これが大谷の将来がどうなるのかという現実を知らせるもの。当面、チームは慎重かつ計画的に、段階的なペースで大谷の投球負荷に対処することになる」と伝えた。
【動画】2度目の先発となったナショナルズ戦で好投した大谷
「ロバーツ監督は、“いつになったら、投手・大谷が万全の体制を整えられるのか?”という質問に対して、“未定だ”と返答した。指揮官は“つねに慎重になるつもりだ。どういう状態が万全の体制といえるのか、私にも分からない。ショウヘイは通常の先発投手ではない。だから6イニングで90球を投げる状況に辿り着けるのかさえ、わからない”と答えている」
当面の間、大谷はオープナーとして短いイニングだけを担うと予想されている。「いつになったら長いイニングを投げるのだろうか。この疑問の答えは、時が経てばわかるだろう。大谷もドジャースも、二刀流に復帰して身体にどのような反応がでるのか把握するまで、いかなる答えも出すつもりはないようだ」とハリス記者は見通した。
「まだ情報収集の段階だ。しかしこの先、状況が見えてくれば話は変わってくるかもしれない」とロバーツ監督は語ったように、投手・大谷の本格復帰は、慎重に慎重を重ねたうえで進んでいくようだ。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「煽ってるのか?」パドレス監督の“説教コメント”が大炎上!クリーンな試合要求にド軍ファン総ブーイング「お前ら次第だ」
【記事】ついに実戦復帰! ド軍右腕が“肩炎症”から約2か月ぶりのマウンド、リハビリ初戦は2回無失点で順調発進