ロサンゼルス・ドジャースの投手補強を地元メディアが期待した。現地７月31日のトレード期限まで１か月を切ったなか、『Dodgers Way』のサム・ファレン記者は「ドジャースに完璧にフィットするかもしれない」として、シンシナティ・レッズのニック・マルティネスを補強候補に挙げた。

　昨オフにレッズと１年2105万ドル（約30億円）のクオリファイング・オファーで契約したマルティネスは、現地６月27日のサンディエゴ・パドレス戦で、８回無安打と好投。９回にエリアス・ディアスに二塁打を打たれて降板しているが、もう少しでノーヒットノーランを成しえた投球で米メディアを騒がせた。

「先発投手としての高いポテンシャルと、リリーフ投手としての魅力的な万能性を変え備えるマルティネスは、アンドリュー・フリードマン編成本部長とドジャースにとって理想的なトレードの対象だ」

　ファレン記者が力説するように、マルティネスは先発の経験もリリーフとしての経験も持っている。また、米誌『Sports Illustrated』でドジャースを担当するゲイブ・スモールソン記者も「ドジャースは先発陣に大きな穴があり、それを補わなくてはいけない」と補強の必要性を訴え、マルティネスの名前を挙げた。

【画像】随時更新！大谷翔平2025シーズン６月を厳選ショットで一挙に振り返る！
  　スモールソン記者は、「ESPNのカイリー・マクダニエル記者とジェフ・パッサン記者によると、レッズがマルティネスをトレードに出す可能性は65%あるという」と伝え、さらに「ドジャースが求める耐久性を持っている。過去８シーズンでMLB通算868.1イニングを投げ、さらに日本とドミニカ共和国での５シーズンで430.1イニングを投球。34歳という年齢とこれまでの投球回数は諸刃の剣かもしれないが、鉄人としての実力は本物だ」と力説した。

　トレード期限までにドジャースが即戦力の先発を補強すると、多くの米メディアが見通しているなか、はたして７月31日までに、どのような動きを見せるのか注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】「棒読みの極み」ボブルヘッド・デーを告知する山本由伸の迫真演技！「下手すぎてかわいい」ファン悶絶

【記事】17勝10敗と勝ち越した６月、実はドジャースの中心３選手が“極度の不振”だった「２番、３番、４番がキャリアでもワーストの１か月を過ごした」

【記事】マルチ安打→翌日ベンチのキム・ヘソン「ロバーツ監督は強い偏見を持っている」韓国メディア憤慨「また打席に立てなかった」