ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ブーン監督は現地７月５日、先発右腕のクラーク・シュミットに右肘の内側側副靱帯（UCL）の断裂が判明し、トミー・ジョン手術を受ける見通しだと明かした。
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　米メディア『Sports Illustrated』は「ヤンキースは先発投手をトレードで補強する必要があるかもしれない」と題した記事を更新し、ヤ軍の先発ローテーション再建に向けた補強候補の一人としてボルティモア・オリオールズの菅野智之の名を挙げた。

　同メディアはヤンキースの右腕シュミットについて「トミー・ジョン（TJ）手術を受けるため今季だけでなく来季も欠場する見込みだという衝撃的なニュースに見舞われた」と記述。さらに、ヤンキースは同じくTJ手術を受け、今季絶望のゲリット・コールや右肩の違和感を訴え離脱中のルイス・ギル（2024年ア・リーグ新人王）など、すでに先発ローテーションが壊滅的状態であることを伝えた上で、以下のように記した。
  「昨年並みの投球をすぐに期待できない限り、ヤンキースはトレード期限までに補強を模索するしかないかもしれない」

　そこで同メディアは「現時点で誰が市場に出るかは不透明だが...」と前置きした上で、次のようにヤンキースが補強する可能性のある先発投手をリストアップした。

ザック・ギャレン（アリゾナ・ダイヤモンドバックス）
アンドリュー・ヒーニー（ピッツバーグ・パイレーツ）
チャーリー・モートン（オリオールズ）
菅野智之（オリオールズ）

　７月に入って６連敗を喫し、シーズン48勝41敗でア・リーグ東地区２位に転落したヤンキース。悲願の世界一奪回へ向け、菅野ら即戦力投手の獲得に動くのか、今後の動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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