現地７月15日に開催される米オールスターのロースターが、現地７月６日に決まった。大谷翔平（ドジャース）やアーロン・ジャッジ（ヤンキース）らファン投票組に続いて、選手間投票でピート・アロンソ（メッツ）やポール・スキーンズ（パイレーツ）、タリク・スクーバル（タイガース）らが、MLB機構推薦として菊池雄星（エンジェルス）や山本由伸（ドジャース）らが選ばれたなか、大きな話題となったのがフアン・ソト（メッツ）の落選だった。

　15年総額７億6500万ドル（当時約1147億円）のプロスポーツ史上最高額でニューヨーク・メッツと契約した左の強打者は、４月（打率.232、２本塁打、10打点）と５月（打率.219、６本塁打、15打点）は数字が伸びなかったものの、６月に打率.322、11本塁打、20打点と一気に復調。５年連続のオールスター出場が期待されていた。

　しかし、まさかの落選。米紙『New York Post』によると、結果を聞いたソトは「うまくいく時もあれば、そうでない時もある。野球とはそういうものだ。もっと頑張らなければいけない」と語ったという。

「僕は全力を尽くしてチームに貢献し、その瞬間を楽しむようにしている。誰もがオールスターに出場して、その経験を味わいたいと願っているが、今年は実現しなかった。４年連続で出場できたことをうれしく思うし、来年はもっと強くなって戻ってくる」

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  　このように前を向くソトに対し、メッツ専門メディア『Rising Apple』は、「スター選手の落選を３ワードで表わすことができる」と題した記事を公開。「６月に活躍し始めたが、オールスターには遅すぎたようだ。メンバーが発表され、メッツのファンはソトがいないことについて、“無視された”と感じた人もいただろう」と伝えた。

　続けて、「OPS.904はメジャーでもトップクラス。その他の数字も球界屈指だ。この１か月で、成績は向上してきた。それでも夏の祭典に出場できないことにファンは憤りを募らせているかもしれない」とし、ソト落選について「３ワードで言い表わせる」と報じた。

「ファンは、こう考えるしかない。“no big deal（たいしたことじゃない）”。オールスター期間中を休養に充てられるのは、本人にとってプラス。初出場を逃したわけでもないし、二度と選ばれないわけでもない。つまり、今回の落選にそれほど大きな意味はないのだ」

　最後に同メディアは、「オールスターに選手が選ばれるのはうれしいが、優勝するチームを見る方がもっとうれしい」とし、ソトにワールドシリーズ優勝を託した。

構成●THE DIGEST編集部

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