現地７月11日（日本時間12日）ミルウォーキー・ブルワーズの新人右腕ジェイコブ・ミジオロウスキーが、今季わずか５試合の先発登板ながら、オールスターゲームに追加選出された。

　これは、球宴出場を辞退したシカゴ・カブスのマシュー・ボイド投手の代役としての抜擢で、この異例の人選は米球界で大きな議論を呼んでいる。

　 ミジオロウスキーは今季メジャーデビューを果たして以降、５戦で25回2/3イニングを投げて、33奪三振、４勝１敗、防御率は2.81の成績をマーク。MLB公式サイトによると、同右腕は、これまでピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズの11試合が最少だった記録を更新し、球宴前わずか５試合登板で史上最少出場数による球宴選出を果たした。

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  　この決定に対し、米メディア『New York Post』の名物記者ジョン・ヘイマン氏は自身のX（旧Twitter）で次のように異を唱えた。

「ミズ（ミジオロウスキー）は素晴らしい才能を持っている。ただ、たった５試合でオールスターだって？　それなのにクリストファー・サンチェス（フィラデルフィア・フィリーズ）、レンジャー・スアレス（フィリーズ）、そして千賀滉大（ニューヨーク・メッツ）はまだ自宅待機？　選手選考にダーツでも使ってるのか？」

　ミジオロウスキーは圧倒的な速球を誇る将来のエース候補だが、実績ある投手を差し置いての選出には疑問の声もある。果たして期待に応えられるのか、今後の動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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