現地７月14日、米メディア『YARDBARKER』は「ブルージェイズはこの生産性の高いライバルDHについて尋ねてみるべきだ」と題した記事を掲載。トロント・ブルージェイズに向けて、ボストン・レッドソックスに所属する吉田正尚の獲得を推奨した。

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　今季はここまで55勝41敗と好成績を残し、ア・リーグ東地区で首位を走るブルージェイズ。そんな好調なチームに対し、同メディアは「ポストシーズンに進出するであろう他チームと比較すると、やや劣勢に立たされているように見える。ブルージェイズの最大の弱点のひとつを克服することが、その差を縮める鍵となるかもしれない」と分析する。
  　さらに、その弱点については「指名打者のポジションだ」と明言。今季は打率.179の6本塁打と低迷するアンソニー・サンタンデールを「昨季の成功に見合う活躍ができていない」として、次のように綴っている。

「もうひとりのDHを追加し、これまで中程度の成績しか残せなかった（現在DHでプレーするジョージ・）スプリンガーを外野に戻すことができれば、チームの打線強化に大いに役立つだろう」

　そして、その弱点克服に「地区のライバルであるボストン・レッドソックスには完璧な解決策があるかもしれない」として、吉田正尚を指名している。

「故障者リストから復帰したばかりの吉田正尚は、今シーズン14打数4安打と好調だ。2023年に日本からアメリカに渡って以来、打率.285・出塁率.343・長打率.433、35本塁打とまずまずの成績を残している。パワーはさほど目を見張るものではないが、積極的なコンタクトで三振は少なく四球も少ないが、出塁率は抜群だ。ブルージェイズにとって、吉田の打撃は打線に新たな厚みをもたらす可能性がある」

　今季右肩の手術によって開幕から故障者リスト入りした吉田だが、現地９日に行なわれたコロラド・ロッキーズ戦で戦線復帰。今季初陣でいきなり３安打を放つなど実力を示している。シーズン前にはトレード候補にも挙げられていたスラッガーの移籍は実現するのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部
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