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ドジャース、カーディナルス守護神を獲得か「もし引き抜いたら、野球界全体に動揺が広がる」米メディア指摘

THE DIGEST編集部

2025.07.16

ドジャースの補強候補に挙がったヘルズリー。(C)Getty Images

 トレード期限の現地7月31日までに、ロサンゼルス・ドジャースが投手の補強に動くかもしれない。

 米メディア『Sportsnaut』のマット・ジョンソン記者は7月14日の記事で各球団の補強を予想。そのなかで、ドジャースがセントルイス・カーディナルスの守護神ライアン・ヘルズリーを獲得すると記した。

「ヘルズリーは契約最終年を迎え、再契約の見込みがほぼないことから、移籍に前向きになる可能性が高い。ドジャースの投手陣に負傷者が多いが、彼らが戻ってくるのであれば必ずしもトレードを行なう必要はない。しかし、ブルペンを強化しておいたほうが賢明だ」

 2015年のドラフト5巡目でカーディナルス入りした30歳。22年に19セーブ、23年に14セーブを挙げ、24年には両リーグトップの49セーブをマークした守護神だ。今シーズンは3勝1敗、防御率3.27、19セーブを挙げている。

 ジョンソン記者は「ドジャースに加入すれば、デーブ・ロバーツ監督に終盤の選択肢を提供する存在になる」と太鼓判を押した。

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 また、米メディア『Sporting News』はジョンソン記者の記事を引用しながら、「ドジャースがトレード期限に最も危険なチームになるかもしれない。もしヘルズリーを引き抜いたら、野球界全体に動揺が広がるだろう。それがドジャースの狙いかもしれない」と指摘した。

「ドジャースがカーディナルスのクローザーを獲得するアイデアは悪くない。契約最終年のため、間もなくほかの都市に動く可能性は高いだろう。優勝リングを手にできるチャンスがあるのなら、セットアッパーの役割にも文句は言わないはずだ」

 ドジャースのブルペンでは、エバン・フィリップス、マイケル・コーペック、ブルスダー・グラテロル、ブレイク・トライネンが負傷者リスト入り。タナー・スコットが失点する場面も増えている。

 トレード期限まであと15日。はたしてドジャースは、どのような動きを見せるのか。

構成●THE DIGEST編集部

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