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MLB

大谷翔平の夢の「60本塁打」到達をメジャー評論家が期待。一方で4度目のMVPに待ったをかける“強力ライバル”を予想「油断はできない」

THE DIGEST編集部

2025.07.19

4度目のMVPを狙う大谷翔平。(C)Getty Images

4度目のMVPを狙う大谷翔平。(C)Getty Images

 楽天の元監督で野球解説者のデーブ大久保氏が7月18日、自身のYouTubeチャンネルを配信。MLBアナリストの福島良一氏をゲストとして招き、メジャーリーグ前半戦を振り返った。トークのなかで福島氏はロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平について絶賛のコメントを残すとともに、ナ・リーグのMVP争いを大胆に占った。
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 二刀流復帰の大谷は今季ここまで95試合に出場。打率.276、32本塁打、60打点、91得点、62四球、OPS.987(出塁率.382+長打率.605)でリーグトップの本塁打王を快走。打者として圧巻の成績を残している。

 この数字に対して福島氏はドジャースの球団史に触れながら、大谷の打棒について驚きをもって熱弁した。

「ドジャースが(1958年に)西海岸であるロサンゼルスに本拠地を移転した後は、どちらかというと機動力を重視していた。だから、そんなに球界を代表するようなホームランバッターというのは、実はチームにいなかったという歴史もある。それだけに、やっぱり大谷のパワーというのはチームの歴史においても目立つし、確別です」

 動画内では、大谷の打球の質の高さにも注目。福島氏は「(大谷の)平均的な打球速度は96.6マイル(約155.4キロ)、ハードヒット率は59.1%」という興味深いデータを紹介したうえで、「投手有利なドジャー・スタジアムでは逆方向へのホームランは出にくい。特に大谷のホームランはロード(敵地)よりもホーム(本拠地)の方が多い」と熱弁は止まらない。
 
 今季の本塁打ペースについては声を弾ませながら、「去年はシーズン前半戦で29本を打って、後半戦で25本も打ったんですよ。合計54本。今シーズンは32本、去年のように後半も25本ぐらい打ってくれると57(本)か。夢の60本も見えてくる」と、夢の大台到達の可能性を示唆した。

 前半戦の活躍だけ見ても4度目のMVPに期待がかかる大谷。だが福島氏は、「今回はね、ちょっと予断を許さない」と慎重になる。大谷のリーグMVPの対抗としてシカゴ・カブスの“PCA”ことピート・クロウ=アームストロングの名前を挙げ、その根拠を次のように説明する。

「カブスのPCAは、前半戦だけで25本塁打、25盗塁を達成。40本塁打、40盗塁も可能だし、守備もまたピカイチ。だから、パワーとスピードと守り、総合力で言うと結構な票を集める」

 同氏は「(大谷が)本格的な投打の二刀流として完全復活できれば敵わないと思うけど」と前置きしつつ、「油断はできない。さすがに(今年は)満票はどうかなぐらい。そのぐらい強力なライバルだと思います」と分析。23歳の若きスラッガーを大谷のMVP対抗候補とみている。

 メジャーリーグの戦いも、いよいよ折り返しを迎える。大谷とPCAという“異次元の才能”を持つMVP争いにも大きな注目が集まりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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