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MLB

イチローの米野球殿堂入りをマリナーズ一筋伝説OBが祝福 間近で見た天才打者の“凄み”「春季キャンプで彼の練習を見て…」

THE DIGEST編集部

2025.07.28

日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏。すべて英語でスピーチした。(C) Getty Images

日本人初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー氏。すべて英語でスピーチした。(C) Getty Images

 現地7月27日、日本人選手として初の米野球殿堂入りを果たしたイチロー(シアトル・マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)氏が米ニューヨーク州クーパーズタウンで行なわれた表彰式典に出席。すべて英語でスピーチし、受賞の喜びを伝えた。その勇姿をマリナーズ伝説OBが称えている。

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 イチロー氏の殿堂入りを誰よりも喜んでいたのは18年間マリナーズ一筋で活躍し、ともにプレーしたエドガー・マルティネス氏だ。同氏はメジャー通算2247安打、309本塁打、2度の首位打者(1992年、95年)と打点王(00年)に輝き、5度のシルバー・スラッガー賞を獲得。現役終盤にはDH(指名打者)専任となり、引退後は最優秀DH賞が「エドガー・マルティネス賞」と命名されたほどの強打者。19年1月23日に資格取得最終年で米野球殿堂入りを果たした。

 イチロー氏とは2001年から04年の4シーズンともにプレーした。当時は1番のイチロー氏が出塁すると、3、4番の中軸に座っていたマルティネス氏が適時打を放ち、背番号51を何度もホームに還した。イチロー氏がルーキーだった01年に記録したシーズン116勝は今もMLB記録として破られておらず、マルティネス氏が現役を引退した04年にはイチロー氏がメジャー歴代最多シーズン262安打を放つ金字塔を打ち立てた。
 
 古巣のマリナーズではマルティネス氏の背番号11に続き、イチロー氏の「51」がチーム3つ目の永久欠番に加わった。マルティネス氏はMLB専門放送局『MLB Network』のインタビューのなかで、「イチローは、これまで私が見た中で最も素晴らしい選手のひとりだ」と高く評価している。

 イチロー氏がマリナーズに加入する前は、「日本で非常に優秀な選手だったと聞いていたが、実際にプレーを見たことはなかった。春季キャンプで彼の練習ぶりを見て、すぐに偉大な選手だと分かった。彼がプレーに取り組む姿勢は、とても印象的だった」と振り返っている。

 入団当初からイチロー氏の卓越した高い技術のバッティングに目を細め、「彼は低い球、高い球、プレートのどこでも確実に非常に良いコンタクトができていた。(守備では)素晴らしい外野手で、いつも信じられないようなプレーをしていたね」と評価。「走攻守すべてにおいてレベルが高く、肩も強い。俊足だし、フィールドで何でもできる選手だった」と絶賛の言葉を続けた。

 マルティネス氏は、かつての同僚の殿堂入りの要因について「彼の野球への情熱と規律、そして最高の選手になりたいという願望を持っていたことが、今回の歴史的な殿堂入りにつながったと思う」と分析。クーパーズタウンに初の日本人選手として名前が刻まれたことを、こう称えている。

「イチローにとって大きな意味があると思う。彼とは何年も一緒にプレーしたが、野球を心から愛していた。この殿堂入りが彼にとって何を意味するのか分かっているし、その場に立ち会えたことはとても光栄だった」

構成●THE DIGEST編集部

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