投手陣に負傷者が続出しているロサンゼルス・ドジャースが、あらゆる可能性を模索している。現地７月27日、米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者によると、デーブ・ロバーツ監督が傘下3Aオクラホマシティ・コメッツのボビー・ミラーを先発からリリーフに転向させると語ったようだ。

　ドジャース指揮官は、「これが彼にとって新しい可能性を開花させることになるかもしれない。短いイニングで全力投球し、自信をつけることができれば、チームにプラスになるだろう」と明かした。

　この話題に、米誌『Sports Illustrated』でドジャースを担当するアーロン・コロマ記者が反応。「ロバーツ監督がミラーのリリーフ転向を明らかにした。ドジャースはブルペンの層を厚くする必要があり、５月にマイナー降格したミラーのロサンゼルス復帰を示唆している可能性がある」と伝えた。

　2020年のドラフト１巡目でドジャースに締めされたミラーは、23年にメジャーデビュー。このシーズンに11勝を挙げてスポットライトを浴びるも、24年は故障もあってわずか２勝に終わっていた。

【画像】MLBオールスター2025、大谷翔平の厳選ショット！
  　25年は４月16日のコロラド・ロッキーズ戦に先発して３回、被安打８、被本塁打２、６失点と炎上し、翌日にマイナー降格。５月24日のニューヨーク・メッツ戦では３番手としてリリーフ登板して２回１失点し、翌25日にマイナー落ち。以降は3Aで登板を重ねている。

「先発よりもリリーフのほうがはるかに安定している。ドジャースの２回の登板でも、それは明らかだ。マイナーでも７月１日にリリーフ登板して、２回２／３を投げた。ドジャースは、タナー・スコット、エバン・フィリップス、マイケル・コーペック、ブラスダー・グラテロルを欠き（負傷者リスト入り）、ブルペンが枯渇している」

　このように記したコロマ記者は、「もしかしかたら、ミラーが解決策になるかもしれない」と、26歳右腕に期待を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

【記事】エンジェルスの現役最多セーブ王がドジャース復帰か？「かつてのホームに帰るかもしれない」LA紙コラムニストが示唆

【記事】「コンフォート問題とトップバッター問題を同時に解決」ドジャースが大型トレードでクワン獲得か「チームが求めるニーズに、理論上は合致」

【記事】ドジャース、大型トレードで先発＆救援投手を獲得か「２人は問題を解決できるオールスター」地元メディア期待「健康を維持している点が特徴だ」