現地７月28日、ロサンゼルス・ドジャースは敵地でシンシナティ・レッズと対戦し、５対２で勝利した。「２番・DH」でスタメン出場した大谷翔平は、３打数１安打、２打点、２四球、１得点。先発の山本由伸は７回101球、被安打４、２四球、９奪三振、１失点で９勝目を挙げた。

　今シーズンの初対戦カードはドジャースが初回に先制。１番ムーキー・ベッツが二塁打で出塁すると、２番の大谷に二ゴロで１死三塁とし、３番テオスカー・ヘルナンデスの左前打でベッツが生還した。

　先手を取ったドジャースだったが、先発の山本由伸が立ち上がりに失点した。１番TJ・フリードルを三邪飛に抑えたものの、２番マット・マクレーンに右前打を許し、３番エリー・デラクルーズに四球。４番オースティン・ヘイズの左前打で１死満塁とピンチを迎えると、前ドジャースの５番ギャビン・ラックスの二ゴロの間に１点を失った。

　ドジャース打線はレッズ先発の剛腕新人チェイス・バーンズに苦戦した。イタリア・ナポリ生まれの22歳右腕が投じる100マイル（約160.9キロ）前後のフォーシームに対応できず、４回までに毎回の７三振。それでも、バーンズのフォーシームをはじき返したのは大谷だった。

【動画】剛腕新人のフォーシームをはじき返した大谷翔平の適時二塁打
  　５回、先頭の８番ミゲル・ロハスが左前打を好走塁で二塁打とすると、１死からベッツが三塁強襲安打で１死一、三塁。続く大谷が99.4マイル（約160キロ）のフォーシームをライナーで右中間に運び、走者２人が生還してドジャースが３対１とリードを奪った。

　７回にはレッズ３番手のスコット・バーロウを攻め立てた。ベッツと大谷が連続四球で出塁すると、無死一、二塁でT・ヘルナンデスが左前、４番フレディ・フリーマンが右前に運ぶ連続適時打で５対１と点差を広げた。

　先発の山本は初回に失点したものの、４回から７回まで無安打投球。２番手のアレックス・ベシアが８回を無失点に抑えたが、負傷者リストから復帰したばかりのブレイク・トライネンが９回に１失点。それでも４番手のジャック・ドレイヤーが抑えてゲームを締めた。

　山本は７回101球、被安打４、９奪三振、２四球、１失点で９勝目。５回２／３、10奪三振、３失点で降板したバーンズ相手に貫録の投球内容を見せた。

構成●THE DIGEST編集部

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