投手陣に故障者が続出しているロサンゼルス・ドジャースで、今度は野手陣に２人の負傷者が出たようだ。地元紙『Los Angeles Times』によると、デーブ・ロバーツ監督が５対２で勝利した現地７月28日のシンシナティ・レッズ戦後に明かした。
　
　負傷者のひとり目はキム・ヘソン。指揮官は「打席でのバッティングを見れば分かるように、本来の姿ではない」と語った。キム・ヘソンはこの１週間ほど、左肩の痛みを訴えているという。

　２人目が、右足首捻挫のトミー・エドマンだ。長引いている足首の怪我が現地７月27日のボストン・レッドソックス戦で再発。ロバーツ監督は「打席に立たせることができず、守備にもつけないのは、あまりいい状況とは言えない」と説明した。

　さらに指揮官が、「フリーランドが合流する。誰の代わりになるのかは、これから判断する」と語ったように、キム・ヘソンとエドマンのどちらかが負傷者リスト入りし、代わりに傘下3Aオクラホマシティ・コメッツから、2022年のドラフト３巡目に指名された若手有望株アレックス・フリーランド内野手が昇格する。

　23歳の両打ちの逸材内野手は今シーズン、オクラホマシティで94試合に出場し、打率.253、12本塁打、71打点、OPS.799を記録。三塁と遊撃を守ることができ、過去４シーズンのマイナーキャリアで計81盗塁と走塁も自慢で、228四球と選球眼も評価されている。

【動画】逸材フリーランドが左右両打席で会心の一発！
  　ドジャースの野手では、マックス・マンシーとキケ・ヘルナンデスが負傷者リスト入りしており、ここにキム・ヘソンかエドマンのどちらかが加わる。ナ・リーグ西地区首位を堅持しながら、オールスターブレイク後の後半戦10試合で４勝６敗と黒星先行のドジャースは、シーズンを折り返した時点で総力戦を強いられている。

　それでも米誌『Sports Illustrated』のJP・ホーンストラ記者は、「組織内で最も評価の高い有望株が招集される。マンシーが７月29日からオクラホマシティでリハビリを始めるタイミングなのも興味深い。いずれにせよファンはメジャーの扉を叩き続けてきた選手を初めて目にするかもしれない」と、逸材フリーランドに期待を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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