☆苦楽をともにしたコーチも感謝
若手に投げかけ続けたプロとしての心得。「それは彼らに聞いて下さい」と結んだが、森がソフトバンクに入団した2年目からの付き合いである入来祐作二軍投手コーチは、その答えを持っていた。
「二軍では本当に根気強く、泣き言、弱音を一切吐かずに、起用の仕方に関しても何も言わず、黙々と自分に与えられたところで全力で投げていました」と証言。「入来さん、僕どこやったらいけそうですか? どこやったら投げられますか? どこでもいいですからっていつでもチャンスを窺ってましたからね」とチームのためになるならば、貪欲に出番を探る姿勢を回想する。
「今年はキャンプから張り切ってやっていましたけれども、思うようにいかなかった。状態が上がってこなかったので、あいつも苦しかったと思うし、僕も近くで見ていて苦しかったですよ。僕には言わないですけれども、身体も絶対良くなかった。今年は後半、全力疾走している姿が見れなかったんです。でも一切泣き言は言わないでやり通しました。立派でした」と己を貫き通したと頷いた。
野球人としてのプライド。それはコーチ業を務める自身にも問いかけさせるきっかけとなった。入来コーチは、「全身全霊で自分のエネルギーを僕たちに発信してくれる野球選手はなかなかいないですよ。だから僕、彼が辞めるってなった時に、自分ですごくこれじゃいけないなと思ったことがひとつあって。俺、いまこういう選手を育てきれてないなって思ったんですよ」と胸に抱える想いを告白。
昨年DeNAに同時入団した2人。「1年目に彼ほどのインパクトのある選手がいてくれてありがたいなって。彼にちょっと甘えてた部分もあったかなと思います。彼みたいな選手がいてくれて助かるなと思ってたんです」と森の存在に頼っていた部分もあると吐露した。
「でもあいつが来年からいないわけでしょ。その時に彼ほどの選手になりそうな、そういう選手を俺まだまだ育てきれてないなって思ったんですよね。あいつに続く、ホントに全力で全身で自分の野球を全うしていて、それでいてあんなに頭の切れるやつっていう、そういう僕自身がコーチとして、こういう選手をこれから育てていかなきゃいけないなと思ったんですよね。これは俺、まだまだちゃんとやらなきゃいけないな。しっかりともっともっと選手たちに向き合って、もっとエネルギッシュに選手を育てていかないと、こんな選手は出てこないなって気付かされましたね」と、森が指導者としての指針にも影響を及ぼしたことを明かした。
「ここまで実際できるとは思っていなかったので、いい野球人生だったなと思います。本当に満足していますし、いい12年間でした」
そうプロ野球人生を総括した森。プロ12年、485登板、130ホールドポイント、127セーブ。ルーキーイヤーから7年連続して50試合以上登板の鉄腕は、選手だけではなく、チーム全体にポジティブな風を吹かせ、次のステージへと進んでいく。
取材・文●萩原孝弘
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「今年はキャンプから張り切ってやっていましたけれども、思うようにいかなかった。状態が上がってこなかったので、あいつも苦しかったと思うし、僕も近くで見ていて苦しかったですよ。僕には言わないですけれども、身体も絶対良くなかった。今年は後半、全力疾走している姿が見れなかったんです。でも一切泣き言は言わないでやり通しました。立派でした」と己を貫き通したと頷いた。
野球人としてのプライド。それはコーチ業を務める自身にも問いかけさせるきっかけとなった。入来コーチは、「全身全霊で自分のエネルギーを僕たちに発信してくれる野球選手はなかなかいないですよ。だから僕、彼が辞めるってなった時に、自分ですごくこれじゃいけないなと思ったことがひとつあって。俺、いまこういう選手を育てきれてないなって思ったんですよ」と胸に抱える想いを告白。
昨年DeNAに同時入団した2人。「1年目に彼ほどのインパクトのある選手がいてくれてありがたいなって。彼にちょっと甘えてた部分もあったかなと思います。彼みたいな選手がいてくれて助かるなと思ってたんです」と森の存在に頼っていた部分もあると吐露した。
「でもあいつが来年からいないわけでしょ。その時に彼ほどの選手になりそうな、そういう選手を俺まだまだ育てきれてないなって思ったんですよね。あいつに続く、ホントに全力で全身で自分の野球を全うしていて、それでいてあんなに頭の切れるやつっていう、そういう僕自身がコーチとして、こういう選手をこれから育てていかなきゃいけないなと思ったんですよね。これは俺、まだまだちゃんとやらなきゃいけないな。しっかりともっともっと選手たちに向き合って、もっとエネルギッシュに選手を育てていかないと、こんな選手は出てこないなって気付かされましたね」と、森が指導者としての指針にも影響を及ぼしたことを明かした。
「ここまで実際できるとは思っていなかったので、いい野球人生だったなと思います。本当に満足していますし、いい12年間でした」
そうプロ野球人生を総括した森。プロ12年、485登板、130ホールドポイント、127セーブ。ルーキーイヤーから7年連続して50試合以上登板の鉄腕は、選手だけではなく、チーム全体にポジティブな風を吹かせ、次のステージへと進んでいく。
取材・文●萩原孝弘
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