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宿命のライバル対決に全米が熱視線、“史上最大の逆転劇”は10月も続くのか...【ワイルドカード・シリーズ展望:ア・リーグ編】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2025.09.30

◎ガーディアンズ×タイガース
▼“史上最大の逆転劇”は継続するか
 シーズン序盤から快調に地区首位を走り、ガーディアンズとの最大はゲーム差15.5、9月10日時点で地区優勝確率99.9%だったタイガースだが、そこから一気に失速。何とか2年連続プレーオフ出場は果たしたものの、“史上最大の逆転劇”を許すという屈辱を味わった。

 両チームは9月16~18日、23~25日にも対戦し、この時はガーディアンズが5勝1敗。タイガースは敵地でのワイルドカード・シリーズでこの「負の流れ」を払拭できるかどうかが最大の焦点になる。

▼ロースコアになればガーディアンズ有利
 ガーディアンズのチーム打率.226はMLB30球団中29位、643得点は28位で、もちろんプレーオフ進出12球団で最も低い。だが、快進撃を展開した9月は積極的な走塁や小技で相手をかき回し、効果的に得点を挙げていた。

 象徴的だったのが23日のタイガース戦の6回だ。相手エースのタリク・スクーバルを相手に、内野安打2本のみながらタイガース守備陣のミスにもつけ込んで一気に3点を挙げて逆転勝利を収めた。
 

 このように、ロースコアの展開になれば小技に一日の長があるガーディアンズが有利。タイガースは攻撃陣の働きがカギになりそうだが、全体に三振の多い打者が多く、しかも9月以降元気がない選手が目立つのは気がかりだ。

▼大黒柱スクーバルで勝てばタイガースに流れ?
 何とか嫌な流れを断ち切りたいタイガースにとって、頼みの綱は言うまでもなくエースのスクーバルだ。2年連続サイ・ヤング賞をほぼ手中に収めている最強左腕は、昨年のポストシーズンでも獅子奮迅の活躍で強烈なインパクトを残した。

 今季のガーディアンズ戦も、上述した9月23日の試合こそ敗れたが、28.0回で16安打、40奪三振、防御率0.40、WHIP0.75と圧倒。エースが先発する初戦を取れば、一気に潮目が変わる可能性もある。

 ちなみに両軍は昨年の地区シリーズでも対戦していて、この時はガーディアンズが1勝2敗からの2連勝で逆転勝ち。最終第5戦ではスクーバルに満塁本塁打を浴びせて勝利を手にした。今年も同じ結果になるのか、それともタイガースが土壇場で意地を見せるのか。少々地味かもしれないが、見どころの尽きないシリーズになるだろう。

構成●SLUGGER編集部

 
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