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プロ野球

先発投手では際立つ今井の難攻不落ぶり。日本一のソフトバンクは救援陣も粒ぞろい【リーグ1位の男たち:パ・リーグ投手編】<SLUGGER>

藤原彬

2025.12.30

■HQS率(HQS÷先発数)
1.モイネロ(ソフトバンク)66.7%
1.今井達也(西武)66.7%
2.伊藤大海(日本ハム)59.3%

 先発登板で7イニング以上&自責点2以内に抑えた回数を表すHQS(ハイクオリティ・スタート)で、上位3傑の3人はいずれもリーグ最多の16回を記録。種市篤暉(ロッテ)も50.0%の高い数値を記録しながら、9勝8敗と十分な援護に恵まれなかった。北山亘基(日本ハム)と宮城大弥(オリックス)は6イニング&自責点3以内のQS率が81.8%で、伊藤の81.5%を上回るリーグベスト。

■被OPS(出塁率+長打率)
【先発】
1.今井達也(西武).493
2.モイネロ(ソフトバンク).514
3.大関友久(ソフトバンク).562

【救援】
1.西口直人(楽天).449
2.松本裕樹(ソフトバンク).457
3.ウィンゲンター(西武).498

 先発は今井の被出塁率.246/被長打率.247がともにリーグベストで、モイネロの.250/.264はいずれも2位。救援では西口の.222/.227が両方とも最も優れた数字だった。対照的に、小島和哉(ロッテ)は.328/.421ともリーグワーストと苦しんだ。藤井聖(楽天)も2年連続で被OPS.729以上と対打者で改善が見られない。
 
■被打率
【先発】
1.今井達也(西武).176
2.モイネロ(ソフトバンク).192
3.大関友久(ソフトバンク).198

【救援】
1.松本裕樹(ソフトバンク).165
1.西口直人(楽天).165
1.ウィンゲンター(西武).165

 先発は被OPSと同じ3人がそのままランクインし、WHIPのランキングも同じ顔ぶれになる。今井は満塁で12打数1安打のみと驚異的な強さを発揮し、西口も得点圏で被打率.056とギアが上がった。逆に武内夏暉(西武)は得点圏で被打率.377と踏ん張れず。宮西尚生(日本ハム)は対左打者で被打率.326と打たれた。


文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。X(旧ツイッター)IDは@Struggler_AKIRA。
 

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