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プロ野球

DeNA退団のバウアーとケイにはリーグトップの指標あり。救援奪三振率でライデルを抑えた1位に立ったのは……【リーグ1位の男たち:セ・リーグ投手編】<SLUGGER>

藤原彬

2025.12.30

■HQS率(HQS÷先発数)
1.東克樹(DeNA)62.5%
2.森下暢仁(広島)59.1%
3.ケイ(DeNA)54.2%

 先発登板で7イニング以上&自責点2以内に収めた回数を表すHQS(ハイクオリティ・スタート)では、東がリーグ最多の15回を記録した。森下はHQSを記録した13登板でも4勝6敗と援護に恵まれず。6イニング以上&自責点3以内のQS率86.4%はリーグベストだったが、シーズンで6勝14敗と大きく負け越している。新人の金丸夢斗(中日)は4回のHQSで白星がつかず、12回のQSでも4勝のみと勝ち運がなかった。

■被OPS(出塁率+長打率)
【先発】
1.ケイ(DeNA).535
2.村上頌樹(阪神).548
3.大野雄大(中日).561

【救援】
1.島内颯太郎(広島).433
2.及川雅貴(阪神).442
3.マルティネス(巨人).454

 先発1位のケイは被長打率.275、2位の村上は被出塁率.244とWHIP0.89もリーグベスト。対象外の選手ではルーキーの伊原陵人(阪神)が被OPS.585と3傑に近い水準で、新人王に輝いた荘司宏太(ヤクルト)は.408と救援ベストに相当する数値を残した。巨人は戸郷翔征が昨季から.510→.767と大幅に悪化し、初のセ・リーグに臨んだ田中将大も.787とぼろぼろ。
 
■被打率
【先発】
1.ケイ(DeNA).201
2.村上頌樹(阪神).207
3.才木浩人(阪神).214

【救援】
1.島内颯太郎(広島) .152
2.及川雅貴(阪神) .163
3.マルティネス(巨人) .164

 才木は被本塁打率0.34と得点圏被打率.140が先発のベスト。同じく及川はピンチで.109、マルティネスも.114と強さを発揮した。対象外の選手では先発のデュプランティエ(阪神)が被打率.168、救援の荘司宏太(ヤクルト)も.138と優秀な数字でそれぞれが“隠れ1位”。対照的に、石川雅規(ヤクルト)は.365と打ち込まれた。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。X(旧ツイッター)IDは@Struggler_AKIRA。
 

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