専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
MLB

【2020年MLBで達成されそうな記録:打者編】元三冠王のカブレラは通算3000安打と500本塁打到達なるか?

宇根夏樹

2020.03.09

 昨シーズンは、エドウィン・エンカーナシオン(当時マリナーズ/現ホワイトソックス)とネルソン・クルーズ(ツインズ)が史上56人目と57人目の400本に到達したが、今シーズンはこのマイルストーンに手が届きそうな選手はいない。最も近いブラウンでも、あと56本を要する。ブラウンのキャリアハイは12年の41本で、過去2年は20本と22本しか打っていない。

 一方、過去に148人が到達した300本は、達成ラッシュが予想される。残り5本以内に3人、298本のジャスティン・アップトン(エンジェルス)、297本のエバン・ロンゴリア(ジャイアンツ)、295本のクリス・デービス(オリオールズ)が揃い、マイク・トラウト(エンジェルス)もあと15本だ。残り20本以内には、284本のボトーと281本のマット・ケンプ(マーリンズ)もいる。
 
●その他
 区切りのマイルストーンに、文字どおりリーチをかけているのが、ニック・マーケイキス(ブレーブス)とビリー・ハミルトン(ジャイアンツ)だ。マーケイキスは史上64人目の500二塁打まで1本、ハミルトンはあと1盗塁で史上168人目の300盗塁となる。ただ、300本塁打に近づいているケンプと同じく、ハミルトンはマイナー契約。2人とも、まずはロースター入りを果たさないと始まらない。

【大谷翔平PHOTO】全米に衝撃を与えた二刀流の活躍、はじける笑顔、日本代表での秘蔵ショットも大公開!

文●宇根夏樹

【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
 
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号