専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

【ロッテ野手陣の最新序列は?】外野は荻野の状態次第。内野各ポジションには不動のレギュラーたちが君臨

岩国誠

2020.03.19

【三塁手】
◎レアード
△福田光輝【NEW】
△鳥谷敬【NEW】
★安田尚憲

 昨季ファームでは主に三塁を務めた安田がレアードの牙城を崩せるかは大きな注目ポイントだったが、残念ながら大きなインパクトを残せず。2月29日から合流したレアードは。3月7日のヤクルト戦で本塁打を放って存在感を示し、現時点では”幕張スシボーイ”が定位置にどっしり店を構えている格好だ。

 安田のみならずロッテの内野各ポジションでは若手の台頭が待たれるが、そんな中でチームは3月10日に鳥谷の獲得が発表。若返りを図るチーム方針に逆行するような今回の補強は、若い選手が今ひとつ飛躍できないという課題を浮き彫りにしたといえる。

 その鳥谷は17日のファーム対巨人戦で今季初の実戦に臨んだが、本人も語る通り今はまだ「実践感覚を確認している段階」だ。
【遊撃手】
○藤岡裕大
△福田光輝【NEW】
△鳥谷敬【NEW】
×平沢大河
×三木亮

 内野陣でレギュラー争い激戦区となっているのが遊撃手。二塁と同様ルーキーの福田光が有力候補である一方、昨年2度の肉離れで81試合の出場にとどまった藤岡も、7日のヤクルト戦で三塁線へ絶妙なセーフティバントを含む2安打。また堅実な守備でも存在感を示している。ここは一軍クラスの投手との対戦でも結果を残している藤岡を上位とした。鳥谷は17日の練習試合では3番・遊撃で出場したが、やはりまだ時間がかかるだろう。

 入団以来、大きな期待を背負う平沢は今季5年目で、福田光とは同い年。大いにアピールしなければいけない立場だが、故障の影響で、キャンプイン直前の自主トレではノースロー調整を余儀なくされ、二軍スタートとなった。現在はファームの練習試合に出場して打撃でアピールを続けているが、出遅れを取り戻すのは容易ではない。

 忘れてならないのが、遊撃のみならず、堅実な守備力に定評がある三木。本来なら内野の全ポジションで2番手評価に値するユーティリティだが、昨年オフに右ヒザを手術した。すでに二軍で実戦復帰しているものの、一軍復帰には時間を有する模様だ。幕張寿司の常連客としてベンチには欠かせない存在だけに、早期の一軍復帰が望まれる。

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号