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プロ野球

【西武野手陣の最新序列は?】森や山川らが君臨し、レギュラー未確定のポジションは3つだけ。外野の左右とDHに入るのは?

中島大輔

2020.03.17

【左翼手】
○スパンジェンバーグ【NEW】
○栗山巧
★愛斗

 新外国人のスパンジェンバーグと球団最多安打記録を誇る栗山を併用する形が、シーズントータルで見れば理想的。フルスウィングが魅力の愛斗は確実性を高めれば、レギュラー定着の可能性も十分にある。

【中堅手】
◎金子侑司
★鈴木将平

 秋山翔吾の抜けた穴をいかに埋めるかが、チームにとって今季最大のテーマ。守備範囲の広い金子はセンターで躍動しそうな一方で、1番打者としては昨季の出塁率.324をどこまで高められるか。秋山と一緒に自主トレを行ってきた鈴木は同じく俊足巧打を備えており、二軍では昨季76試合で打率.305、盗塁王に輝くなど好成績を残してきた。飛躍に向け、首脳陣の期待は大きい。
 
【右翼手】
○木村文紀
△川越誠司
★戸川大輔

 総合力では昨季規定打席まであと一歩に迫った木村が一番手だが、チーム全体の活性化を考えれば若手の台頭が望まれる。期待されるのは打者転向2年目の川越。バットコントロールとツボにハマった際の長打力は一級品だ。今季27歳を迎え、勝負の1年になるだろう。昨季一軍デビューを飾った戸川も最短距離でボールを捉える技術と、50m5秒8の俊足が魅力の有望株。

【指名打者】
○栗山巧
○メヒア 
△中村

 個々の状態や相手投手により、栗山とメヒアを使い分ける。サードのレギュラーの中村は連戦が続いた場合など、状況によって指名打者に回して守備負担を減らしながら、フルシーズンの起用を考えていきたい。

文●中島大輔(スポーツライター)

【著者プロフィール】 
なかじま・だいすけ/1979年生まれ。2005年から4年間、サッカーの中村俊輔を英国で密着取材。帰国後は主に野球を取材。新著に野球界の根深い構造問題を描いた『野球消滅』。『中南米野球はなぜ強いか』で2017年度ミズノスポーツライター賞の優秀賞。

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