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高校野球

【氏原英明が選ぶセンバツ名勝負5選:後編】今村vs雄星。対照的な2人の好投手が決勝で熱投を演じた第81回大会

氏原英明

2020.04.04

●第82回大会(2010年)決勝 興南高(沖縄)10-5日大三高(東京)
 
 平成のセンバツ史で、延長戦まで及んだ数少ない決勝戦だ。

 興南のエース・島袋は三振が取れる投手として名を馳せ、2回戦の智弁和歌山では、西川遥輝(現日本ハム)擁する強力打線から11奪三振。準々決勝では帝京(東京)に完封勝ちを収めている。

 一方の日大三のエース山崎福也(現オリックス)は決勝戦までの全試合に先発。打線に助けられながらではあったが、要所を占めるピッチングで勝ち上がってきた。

 試合前の注目は島袋vs日大三打線だった。大会の通算安打記録を更新した山崎の他に、高山俊(現阪神)横尾俊健(現日本ハム)もいた打線は、センバツとは思えない鋭いスウィングが特徴だった。
 
 試合は序盤に興南が島袋のミスに乗じた日大三が3点をリードした。5回に1点を返して反撃に出た興南は6回に主将の我如古盛次が山崎の大会最多記録に並ぶ安打などで4点を奪って逆転。しかし、その裏、日大三も2点を返して同点に追いついた。

 だが、そこから投手戦の様相を呈する。7回から島袋、山崎がともに譲らず、白熱の試合を展開したのだった。

 10回表、疲れの見えた山崎は自らのミスなどでピンチを招くと、マウンドを遊撃手兼任の吉澤翔吾に譲った。その吉澤が興南打線に捕まり5点を奪われ、試合は決した。

 試合序盤は島袋攻略に成功した日大三のペースだった。しかし、興南は相手に分があるはずの打撃戦となっても食らいつき、最後に勝利をつかんだ。
 
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