もちろん、ナショナルズには連覇の可能性もある。優勝直後にFAとなった大物2人のうち、アンソニー・レンドーンはロサンゼルス・エンジェルスへ去ったが、スティーブン・ストラスバーグとは再契約を交わした。彼がマックス・シャーザーとパトリック・コービンとともに形成する先発投手“ビッグ3”は、引き続き対戦相手には脅威だ。けれども、連覇の道は険しいMLBでは、98~00年のニューヨーク・ヤンキースを最後に2年以上続けて頂点に立ったチームは出ていないのだ。
また、ナショナルズが連覇を果たしたとしても、地元のファンにとって、昨年の優勝は特別だ。ワシントンDCに本拠を置く球団がワールドチャンピオンになったのは、24年のワシントン・セネタース(現ミネソタ・ツインズ)以来95年ぶりのことだった。まさに、一生に一度のフレーズがぴったり当てはまる。
そう考えれば、リゾーGMがファンと一緒に祝うことにこだわる理由も理解できる。
文●宇根夏樹
【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
【PHOTO】艶やかに球場を彩るMLBの「美女チアリーダーズ」!
また、ナショナルズが連覇を果たしたとしても、地元のファンにとって、昨年の優勝は特別だ。ワシントンDCに本拠を置く球団がワールドチャンピオンになったのは、24年のワシントン・セネタース(現ミネソタ・ツインズ)以来95年ぶりのことだった。まさに、一生に一度のフレーズがぴったり当てはまる。
そう考えれば、リゾーGMがファンと一緒に祝うことにこだわる理由も理解できる。
文●宇根夏樹
【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
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