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MLB

「父の死」だけが理由ではなかった…あれから27年、“バスケの神様”マイケル・ジョーダンのMLB挑戦を振り返る【前編】

出野哲也

2020.04.21

NBA史上最大のスーパースターの突然の野球挑戦にファンは度肝を抜かれた。(C)Getty Images

NBA史上最大のスーパースターの突然の野球挑戦にファンは度肝を抜かれた。(C)Getty Images

 NFLやNBAと比べると、MLBでは新人ドラフトで指名された選手が即戦力になるケースが非常に少ない。理由はいくつか考えられるが、野球では身体能力よりもスキル/テクニックの方が必要度が高いこともある。アダム・ジョーンズ(オリックス)は「他のスポーツをしている選手にいつも言うんだ。『俺たちには君の競技ができるだろうけど、君らが上手に野球をプレーできるとは思えない』ってね」と言い、ESPNのコラムニストであるティム・カークジアンも「大抵のメジャーリーガーはダンクを決められるが、NBA選手に球速95マイルのボールは打てない」と断じている。

 史上最高のバスケットボール選手、マイケル・ジョーダンのMLBへの挑戦は、そうした見方を証明するものかもしれない。シカゴ・ブルズをNBA3連覇に導いた4か月後の1993年10月、ジョーダンは突如として現役引退を発表した。7年連続得点王、MVPを3度受賞し、前年のバルセロナ五輪ドリームチームで名声を世界中にとどろかせたスーパースターが絶頂期に引退したのだから、その衝撃の大きさは計り知れなかった。
 
 4ヵ月後、ジョーダンは再び世間を驚かせる。94年2月7日、シカゴ・ホワイトソックスと野球選手として契約したと発表したのだ。ブルズのオーナー、ジェリー・ラインズドーフはホワイトソックスのオーナーでもあった。

 ジョーダンは、子供の頃はバスケットだけでなく野球にも親しんでいた。リトルリーグでは投手として何度かノーヒッターも記録。高校の最終学年でバスケットボールに専念したが、ノースカロライナ大でも野球部へ入部しようと試みたことがあった。93年のMLBオールスターでは、ホワイトソックスのユニフォームを着て有名人の参加するホームラン・ダービーに顔を見せていた。

 しかし、だからといってジョーダンが本格的に野球に取り組むなど誰も予想していなかった。一体何がそうさせたのだろうか?
 

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